校長室
   「なりたい自分になる~それぞれの運動会~」
 5月17日の中学部一般学級を皮切りに、小・中学部一般学級と、重複障がい学級合わせて3つの学習グループごとに運動会を実施(高等部一般学級は秋に実施予定です)しました。
 子供たちは約2週間前から、本番に向けての単元学習をスタートさせます。学習のスタートは、それぞれの目標設定。「運動会で何を頑張りたい?なりたい自分はどんな自分?」を一人ひとり考えます。そして、看板や応援グッズづくり、競技や応援の練習・・・。加えて、実行委員会のメンバーは、開・閉会式の準備などで大忙しです。職員も同じ。企画担当者の提案に始まり、各学年での練習、全体での動きの確認、反省や改善点を持ち寄っての調整や修正など、放課後の職員室で連日打合せが続きました。
 そして当日。たくさんの保護者の皆さんに加え、今年は久しぶりに学校運営協議会の皆様にも参観いただきました。たくさんの「お客様」の前で、いつもと違う雰囲気に戸惑う姿もみられましたが、お友達や先生たちの応援で精一杯頑張ることができました。本校の運動会には「ゆったりした」「心地よい」時間軸があります。児童生徒がスタート位置につくまで、そしてゴールテープを切るまで、「声掛け」「励まし」そして「待つ」。「励まし」はあっても、「急がせること」はありません。子供の力を信じて、子供の気持ちが整うタイミングを計ります。先生たちは、練習で頑張っていた子供たちの姿を十分に知っているのです。
 また、「徒競走」などの定番競技に加え、それぞれの子供に合わせて、日ごろの学習の成果を生かせる内容を盛り込んだ団体競技。子供たちは、「なりたい自分」を目指して、時に楽しく、時に真剣な眼差しで競技に取り組みました。
 子供たちのきらきらした笑顔、真剣な表情はどれも本校の宝だと改めて感じました。たくましく成長した姿に、身を乗り出して声援を送りながら、最後まで温かく見守ってくださった保護者やご来賓の皆さん、「毎年の楽しみです!」と駆けつけてくださったボランティア共生大学の皆さんや旧職員の皆さん。暑い中大変お世話になりました。       荒尾支援学校長
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