校長室

 

                 キッズエンジニアに変身!~「本物」に触れる機会を~
    10月3日の後期始業式からあっという間に月日が過ぎ、今年度も残り3カ月となりました。今年は昨年よりもより活発に、地域社会に開かれた様々な教育活動を実施しました。修学旅行や宿泊学習、校外学習、近隣の小・中・高校との交流及び共同学習、居住地校交流等々、保護者の皆様はもちろん、地域の方々や、他校の児童生徒・先生方に、子どもたちの元気いっぱい学習に取り組む姿を見ていただく機会を持つことができました。
    後期前半は活動しやすい季節ということもあり、学校行事が目白押しでした。スクールコンサート」もその一つ。昨年に引き続き、今年も熊本県警察音楽隊の皆さんに学校にお越しいただき、素敵な音楽を届けていただきました。子どもたちがとても楽しみにしている演奏会です。本格的な演奏で迫力満点。子どもたちは実に楽しそうに音楽に合わせて体を揺すったり手拍子をしたり、自然と体が動き出して立ち上がって踊ったり・・・。音の響き、空気の振動、指揮者や演奏者の腕の動きや息遣い・・・。目の前で奏でられる壮大な音楽に、子どもたちは時間が経つのを忘れるほど魅了されていました。
    また、小学部3年生は、校外学習で「トヨタカローラ荒尾店」に行きました。トヨタの方から仕事の内容や置いてある車について教えていただいた後、用意していただいた「作業着(つなぎ)」を着て「キッズエンジニア」に変身!タイヤ交換などを体験しました。実際のタイヤを持ち上げてみたり、「電動インパクトレンチ」から伝わる振動を感じたり、修理中の車を下から覗いたり・・・。最初は恐る恐る、でも実際やってみると面白い!「本物」に触れたときの子供たちの目の輝きは、何物にも代えがたいと思いました。
 今年も教育活動の中で様々な体験を積み、着実に成長している子どもたち。これからも「本物に触れる」教育活動を充実させながら、子どもたちの明日の幸せのために精いっぱい取り組まねばならないと思います。そして、様々な学びや経験の中で、心と体全体で何かを感じながら、「自分が好きだ」と思えるものを一つでもたくさん見付けて欲しいと思っています。
    2024年も残すところあと少し。今年の本校の取組を振り返りつつ、来年に向けてさらに教育活動を充実させてまいりたいと思います。
    今年もたいへんお世話になりました。
    来年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様どうぞよいお年をお迎えください。

                      荒尾支援学校長

 

               
               

                                                                                               

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