校舎は、前面に海の美しい水際の風景、背後には校庭を挟んで天草の町並みと丘が広がり、南国九州熊本の天草独特の明るい雰囲気のある場所にあります。
天草の上島と下島を結ぶループ状の瀬戸大橋のたもとにあり、下島の玄関口で、まず目に飛び込むのが本校校舎です。
熊本県がアートポリスプロジェクトの一つとして建築した建物で、スタジオアルテックの室伏次郎氏が設計に関わり、1995年(平成7年)から4期に分け、1998年(平成10年)に工事が竣工しました。
最先端の技術、地域社会に根ざした伝統的技術を学ぶ工業高校、互いを尊重し高め合う工業各科、時代と共に変化する授業等がクロスオーバーされ、その環境と絡めてハイテックな巨大な船をモチーフに建築設計されています。
最先端の校舎で学ぶことができることに、生徒達は誇りを持っています。
○体育館外階段の張り出した屋根は、船底をイメージ
○校舎棟と交差する部分は、橋のようでもあり、桟橋につながれ、旅立とうとする船をイメージ
「スマート専門高校」実現に向けた産業教育設備の導入
ウィズコロナ・ポストコロナ社会にも適応できる職業人材を育成する「スマート専門高校」の実現が求められており、特に、新学習指導要領において、加速度的な産業・社会の変化に対応した職業教育の充実やデジタルトランスフォーメーション(DX)等を見据えた最先端の産業教育設備を使用した授業(実験・実習)が求められており、本校においては、高度な産業教育装置の導入により、産業界で必要とされる人材を育成します。
本校においては、令和3年度中に以下の機器導入・設置されました。
■導入機器 (※設置場所)
①メカニカルシャーリング(機械科棟:溶接室)
②万能材料試験機 (機械科棟:材料試験室)
③マシニングセンタ (機械科棟:CNC室、PCはNC室)
④CNC旋盤 (機械科棟:CNC室、PCはNC室)
⑤レーザー加工機 (機械科棟:CNC室、PCはNC室)
⑥高性能パソコン (電気科棟:電子機械応用室)
⑦高性能3Dプリンタ (電気科棟:電子機械応用室)
⑧ロボット学習システム (情報技術科棟:コンピュータリテラシー室)
⑨NCルータ (土木科棟:材料試験実習室)