山並精神【校長ブログ】
本校の事務室には「山並精神」の額装があります。
この“山並”とは、恩師として多くの同窓生の方が尊敬してやまない山並兼武先生のことです。山並先生は、昭和22年から45年まで母校天高の体育教師として奉職されました。
山並先生については後述させていただくとして、書かれている「山並精神」を紹介したいと思います。
人間、如何に立派な学歴があり、豊富な知識があっても、亦如何に一芸に優れて居ても、誠実と実行とによらなければ何事も成し遂げられるものではない。口先の人となるより実践の人となること、有名人になるよう心がけるより誠実な人となるように努力すること、肩書きで光る人となることもよいが、誠実と実行を以て人知れず陰で輝く人の尊さを思い見ることが大切である。如何に奮闘努力しても立身出世出来なくても、誠実を以て世に処し、社会の為に祈りつつ働くならば立派な生活人である。