校長室より

コミュニケーターを目指して【校長ブログ】

先日、熊本大学理学部長をはじめとする各分野の先生方にお集まりいただき、SSH運営指導委員会を開催しました。委員会の中では、5班の生徒発表を受けて指導・助言をいただきました。
生徒発表は、「地質と災害の関連性」、「よりおいしい野菜を簡単に低コストで」、「藻バイオ燃料で天草を元気に」など、どれも天草地域の課題についてサイエンスの視点で研究したものでした。
特に面白く感じたのは、地球温暖化をテーマにした二つの班の発表があり、一つは温暖化の防止について、もう一つは温暖化した場合の農作物の提案でサトウキビ栽培についてでした。その豊かな発想に驚きました。
運営指導員の先生方からは、発表力や探求力の向上からSSHの取組が一段階向上したとの評価をいただきました。また、地域におけるサイエンスのコミュニケーター(発信者)を目指そうというエールもいただきました。
教えられた知識を憶える学習ではなく、答えのないテーマに豊かな発想で臨む生徒の姿に無限の可能性を感じました。