いよいよ 明日は 第76回体育大会です!
5月6日(木)抜けるような青空の下,体育大会の予行練習が始まりました。
予行練習は,選手たちにとっては,大会当日の競技の流れを確認して,競技の手順等を確認するのが目的ですが,大会進行役の生徒会にとっては,大会当日の進行上の問題点を洗い出すのが大きな目的です。
招集・準備・誘導のタイミング調整,選手名簿照合,出発・決勝の位置確認,放送のタイミング確認と,トランシーバーで各所を繋ぎながら,見事に進行表の隙間を埋め,放送原稿の書き直しを進めていきます。
「先生 この出発構成は,ラストの走者が3名になってしまいます。走る側からすると,とても走りづらい人数ですので,ラストから3チームを組み替えて,5・5・5で走らせたいと思いますが,どうですか?」
招集担当の生徒会役員が,本部席の生徒会担当職員の所に協議に来ています。走る側の心情を汲み取って解決策を提案してくるところなど,さすが天高生です。
最後の種目,団対抗リレーは,一番のクライマックスです。
「練習だと思うな! 本番のつもりで行くぞ!」
団長から開始前に掛けられた一言が,みんなの心にも浸透しているようです。
体育科主任の長田先生の判断で,全員のバトンリレーを確認させるため,本番どおりに走らせることにしました。団対抗リレーのアンカーは団旗を持って走ります。万が一にも事故があってはならないと,事故が起こる要素はないか洗い出しのためのリレーです。
「無理すんなよ。怪我せんごてな」アンカーに長田先生が優しく声かけると,いよいよスタートです。
練習とはいえ,やはり全力疾走は,みんなの目と気持ちとを揺さぶります。
大きな声を出せない分,両手を打ち鳴らして,全身を叩いて,全校生徒が必死に応援です。コーナーで,直線で,紅団,白団の選手が抜き返すたびに大きな拍手が起こります。バトンが落ちると,放送の声が一段と大きくなります。「頑張ってください!」
見ているこちらも熱くなってきました。
本当は,「体育大会に,是非,皆さんおいでください! 若者の真剣な勝負を目の当たりにして元気を得てください!」と言いたいところなのですが,コロナ感染拡大防止のため,保護者の入場は3年生一家族1名までに制限せざるを得ません。
その他の学年保護者,地域の方々の観戦はご遠慮いただいております。本当に申し訳ございません。
目に見えぬ誰かの思いを察し,直向きに仲間の力を信じて真剣に取り組む子どもたちは,この体育大会を自らの手で創り上げる経験を通して,胸に熱い焔を灯し,必ずや天草から世界を拓く若者に育っていくと信じております。
当日の生徒たちの躍動する様子は,後日,HP等で発信していきます。
今後とも天草高校の若者たちをご声援ください。よろしくお願いします。