校長室より

マラソン大会考 【校長ブログ】

 先日、第87回を数える伝統のマラソン大会が開催された。卒業生にとっては、走る距離もさることながら、地域の方々の応援や休憩所でのお菓子や果物もよき思い出である。
 このマラソン大会の歴史をひも解いてみると、第1回大会は昭和5年6月10日、「時の記念日」の行事として始められ、中学3、4、5年生は富岡往復の54Km。1、2年生は二江廻りの32Kmであった。競走の方法としては頑健の生徒は個人競走とし、大部分の生徒は何人かでグループをつくり団体競走で実施された。この54Kmマラソンが昭和21年まで続けられたが、食糧事情や物資不足の関係で54Kmは無理であろうということで、全員が二江廻りの32Kmとなり、男女共学後、女子は城川原・御領廻りコースとなった。時期については、6月10日は梅雨の時期でマラソン実施の時期としては適当でないということから、昭和38年から11月23日に変更となり、さらに、平成13年から2月に実施することとなったようである。
 距離や実施時期が変わっても、マラソン大会を頑張った自信がその後の人生の大きな支えとなっているのは変わらない。