ブログ

校長室よりブログ

【校長ブログ】頑張れ3年生

今週から国公立大学の一般入試の出願が始まりました。現在、3年生は志望校合格を目指し個別試験対策講座に取り組んでいるところです。個別試験の科目に合わせ、講座を受講したり、図書館や学習室で学んだり、先生に質問したりしながら、真剣に取り組んでいる姿があります。
今年の入試は、大学入試改革の初年度で、3年生は第1回大学入学共通テストを受けました。しかも、コロナ禍の中の受験です。めぐり合わせとはいえ、試練が幾重にも重なり大変だったことと思います。
しかしながら、このような逆風の中、生徒、保護者、先生のチーム天高でこれまで乗り切ってきました。共通テスト出発式での全校をあげての見送り、育友会からのポケット消毒液の配付、先生方の万全の指導体制など、正に団体戦で受験を乗り切ったように思います。
共通テスト後は、自己採点の結果を基に、生徒一人一人について進路検討会を開催し、三者面談を実施しました。
今の3年生を見ると、試練に挑むたくましさを感じます。受験は総合的な人間力が試されます。知力のみならず、体力・心力をフルに発揮し頑張ってもらいたいと思います。桜咲く春はもうすぐです。

【校長ブログ】冬休みに向けて(2)

1・2年生に取り組んでほしいことを3点あげます。
1点目は、自分の目標をしっかり持つことです。この時期は、新年を迎え決意を新たにするときです。自分は何がやりたいのか、自分には何ができるのか、自分を見つめてほしいと思います。目標が定まるとより意欲が増すと思います。
2点目は、人間性を磨くということです。進学・就職試験で問われるのは総合的な人間性です。また、これからは知識よりも思考力・判断力・表現力・実行力などがより重視されます。人間性を磨くのに大切にして欲しいのが日頃の生活です。あいさつや掃除、早起きなど、生活が安定しているとぶれることがありません。落ち着いた生活が送れますし、学習にも集中できます。学習であってもその基盤は生活面です。日頃の生活を大切にしてほしいと思います。
3つ目は、社会の一員としての自覚と責任を果たしてほしいということです。コロナが感染拡大傾向にあります。県の感染リスクレベルは最も重い5の厳戒警報です。マスクの着用、手洗い、消毒、3密を避ける行動様式など感染防止に取り組んでほしいと思います。いつどこで感染するかわかりません。無症状で感染させる可能性があるかもしれません。感染拡大時の影響を自分のこととして考えてほしいと思います。
最後に、この冬休み、寒さに負けそうになるときもあるかと思いますが、ライバルは自分です。目標を胸に、自分で自分を成長させてほしいと思います。

【校長ブログ】冬休みに向けて

3年生は、先日、大学入学共通テスト30日前集会を実施しました。課外や模試を頑張ってきた3年生もいよいよテストが近づいてきました。日夜、学習に頑張っていることでしょう。既に合格している人もいますが、多くの人はこれからが正念場、入試の結果や模試の結果が気になったりするのは当然です。不安や焦りもあるでしょうが、皆同じです。先輩たちも同じように悩み、最後には合格を勝ち取ってきました。
時間が迫り精神的にも苦しい時期となりますが、自分と向き合い落ち着いて最終的な仕上げに取り組んでほしいと思います。
この時期、天高生は最後の一日まで伸びます。「できる・伸びる」です。慌てず、焦らず、諦めず、自分はできると信じて、最後まで粘ってほしいと思います。健康に留意し、一日一日を大切にして欲しいと思います。この30日を考える時に、「30日しかないではなく」、「30日ある」です。先生方のご指導のもと、計画を立て効果的に取り組んでほしいと思います。
受験は団体戦です。手はつなげませんが、心はつなげます。お互いに励まし合い、緊張感や不安を和らげましょう。保護者、先生方も応援しています。頑張れ!3年生

【校長ブログ】2学期を終えて

今日で2学期を無事に終えることができました。印象としては、新型コロナウイルス感染症対策に終始した感があります。
2学期は、休校に伴う学習時間の確保のため夏休みを短縮し例年より早く始めました。どうしても学習中心の中で、何か学校生活のメリハリとなるものができないか、何か思い出づくりとなるものができないかと生徒会を中心に取り組んできました。そんな中、新たな行事として雛鵬祭が開催され、大いに盛り上がりました。天高生としての団結力や絆、一体感が育まれたと思います。生徒の発想力、創造力、行動力はすごいと感じました。天高生のパワーを感じました。
また、部活動面においても、コロナの影響で思うような練習ができないところがありましたが、本日、運動部や文化部、応募の表彰を5団体21個人に行いました。素晴らしい成果です。その他にも、地域ボランティアにも積極的に参加しています。
このように、コロナ禍であっても、今できることを大切にし、2学期を乗り切ってきた生徒の頑張りと活躍に、心より感謝と敬意を表したいと思います。
コロナ禍では先生方も計画の変更・改善や創出など大変です。どうしても勤務時間が長くなってしまいます。アイディアを絞りながら、生徒の活動を支えていただいた先生方にも心から感謝したいと思います。

【校長ブログ】人権メッセージ(2)

前回に引き続き、人権メッセージ募集『大切な人へのメッセージ~あの人へ贈る“ありがとう”や“エール”~ 』優秀作品に選定された本校生徒のメッセージを紹介します。
作者は、「不要不急の外出をひかえ、人のために動ける人は、ほんのひと握りしかいないと思うので、その優しい心を持った人に私もなりたいです。」とコメントしています。
本校生徒の作品を含む優秀作品は、「人権メッセージ作品集『あの人へ届け』」として作成されています。医療従事者をはじめとした多くの人たちに届くことを願っています。
また、作品に応募してくれた生徒の皆さんに感謝します。

              母へ

   マスクしなさい。手洗いしなさい。
   それが最近母の口癖で
   自分は医療の最先端で働いてないけど
   患者さんと関わる仕事だから。
   と自分だけではなく周りの人のために考えて
   行動できる母が
   すごくかっこよく尊敬しています。

【校長ブログ】人権メッセージ

本校では、熊本県が実施する「令和2年度(2020年度)人権メッセージ募集『大切な人へのメッセージ~あの人へ贈る“ありがとう”や“エール”~ 』」に多くの生徒が応募しました。この度、優秀作品30点の発表がありましたが、その中に本校生徒の作品2点が選定されましたので紹介します。作者は、新型コロナウィルスや災害で苦しんでいる人が、もとの生活に少しでも早く戻って、元気を取り戻してほしいという思いを込めたそうです。

          コロナや災害で苦しんでいる人へ

   すぐに行けない、
   すぐに会えない、
   すぐに助けられない。
   でも、今は気持ちだけ早く届きますように。
   あたりまえの日常が戻りますように。
   今はただじっと耐え忍ぶしかできないけれど
   皆の所に明るい光が降り注ぎますように。

【校長ブログ】天草まちゼミ

先日、本校2年生の2チームが、「天草まちゼミ」にてビジネスプランを発表しました。
一つは、天草で生産されるモリンガのGABA成分に着目し、GABAを活用したチョコレートとモリンガティーとのセットで、受験生向けの商品として販売するプランです。
もう一つは、天草特産の晩柑に含まれる成分リモネンに着目し、リモネンを含んだ化粧水を開発するというものです。リモネンは安眠効果とリラックス効果があり、材料には廃棄される晩柑を使用するというものです。
どちらの発表にも天草の地域活性化を図りたいという思いがこもっていました。参加者からは、商品化に向け厳しくも温かいアドバイスをいただきました。いただいた助言をもとに更にブラッシュアップしてほしいと思います。

【校長ブログ】肥後の水とみどりの愛護賞

先日、本校科学部が栄えある「肥後の水とみどりの愛護賞」をいただきました。地球温暖化抑制についての研究とその情報の発信、さらに、アマモ(二酸化炭素を吸収)定植の研究に取り組んでおり、これらの成果が認められたものです。主催者からは、アカデミックな取組だとおほめの言葉をいただきました。
地球温暖化は、今年7月の豪雨をはじめとした自然災害や農水産物に影響を与えていると考えます。科学部はこれまでに、地球温暖化の抑制について、地域住民の方や地元の小学生に伝えてきました。また、沖縄県の高校生とも共同研究を開始したところです。
受賞を契機に、自然と向き合うことの大切さや環境保全の大切さを伝える取組を一層進めていきたいと思います。

【校長ブログ】育友会全国表彰

育友会の皆様には学校教育活動に対して、平素からご理解・ご協力いただき衷心より感謝申し上げます。
さて、この度、本校育友会が長年にわたる優れた組織運営とその功績を認められ、全国高等学校PTA連合会から表彰状を授与されました。全国団体表彰は本県から2団体のみです。心よりお祝い申し上げます。
表彰状を紹介しますとともに、育友会活動に改めて敬意と感謝を申し上げます。

 

 

いろどり豊かに雛鵬祭【校長ブログ】

昨日の文化の部、本日の体育の部と2日間にわたり雛鵬祭を開催することができました。今年度はコロナ対策で学校行事や部活動の大会がことごとく中止・延期となる中、何か思い出づくりとなるもの、学習中心の学校生活のメリハリとなるものができないかと考えられたのが雛鵬祭です。
初めての雛鵬祭で、準備や練習の期間も短く大変でした。しかしながら、生徒たちの発想力、創造力、行動力はすごいと感じました。
文化の部は、2年生の動画も1年生の展示もアイディアや演出を凝らし大変見応えがありました。
体育の部は、吹奏楽部によるオープニングから始まりましたが、その質の高さに鳥肌が立ちました。書道部のパフォーマンスも歓声が上がるほど見事でした。
各クラス作成のTシャツ姿で競技に臨む生徒たちは、各クラス、生徒一人一人が今回のテーマ「いろどり」豊かに輝いていました。いろんな色が豊かに重なり合い、雛鵬祭という新たな天高の文化と歴史がつくれたように思います。雛鵬祭に新たな可能性を感じました。また、伝統の“天高体操”やハチマキも健在でした。
秋の季語でもあり幸せを運ぶ今回のテーマ「いろどり」が各クラスや学校の団結力を、一人一人のかけがえのない思い出を運んでくれたと感じました。
最後になりますが、企画・準備に取り組んできた生徒会、各委員会、各学級、文化系部活動、有志の皆さんに感謝します。また、雛鵬祭を盛り上げてくれた応援団の皆さんに心から心から敬意を表します。

この勢いで公務員試験も頑張りましょう。

ライバルは自分【校長ブログ】

例年に比べ短い夏休みが終わり、今週から2学期が始まりました。1学期は毎日の7時間授業に加え夏休みを短くした取り組みにより、休校に伴う授業時間を取り戻すことができましたので、安心してもらいたいと思います。生徒の皆さんは大変だった1学期をよく乗り越えてきたと思います。自分をほめてもらいたいと思います。
さて、3年生は2学期、公務員試験や大学・専門学校の入試など進路が本格化してきます。進路実現に向け大切な時期となります。試験が迫ってくるにつれ精神的にも苦しい時期となりますが、自分と向き合い落ち着いて望んでほしいと思います。
皆さんは無限の可能性の塊です。しかし、その可能性の力を引き出せるのは自分のみで容易なことではありません。安易な方へ楽な方へ流れてしまいそうな自分との戦いです。自分を信じ、自分に挑戦してほしいと思います。ライバルは自分を合言葉に頑張っていきましょう。

 

天草宝島起業塾発表会【校長ブログ】

天草内の高校5校から18チームが参加し、天草宝島起業塾高校生コースが開催されました。天草の課題解決や地域資源を活かしたビジネスプランを競い合うもので、6日間にわたって開催され、8月2日に最終発表会が行われました。
本校からは6チームが参加し、3年生のチームのプラン名「リアル版 あつまれ あまくさの森」が最優秀賞をいただきました。また、同じく3年生のチームのプラン名「あおさ石鹸」が特別賞を受賞しました。
参加した生徒は起業塾を通して、ますます天草が好きになったようです。また、自分の思いを自分の言葉で伝えるプレゼン力も向上したと思います。
最後に賞を受賞した生徒のコメントを紹介します。「プランを更に磨き上げ地域活性化につなげたい」でした。皆さんの起業を楽しみにしています。参加した皆さんお疲れさまでした。

土坪高校交流【校長ブログ】

土坪高校の朴仁淑(パク インスク)校長先生から、熊本豪雨災害について心配とお見舞いの手紙をいただきました。いつも気にかけていただき感謝しています。
例年、7月中旬には、本校から土坪高校を訪問していました。土坪高校では、熱烈な歓迎を受けるとともに、学校生活やホームスティを通じて韓国の文化に触れ、交流を深めていました。
今年は、感染症対策で訪問交流を取りやめました。交流を楽しみにしていた生徒にとっては非常に残念だったことでしょう。
しかしながら、オンラインでの交流を計画しているところです。新たな手法で、交流が再開できることを楽しみにしています。

天草宝島起業塾高校生コース【校長ブログ】

7月11日(土)、6日間にわたる天草宝島起業塾のカリキュラムがスタートしました。
本校からは、2・3年生6グループ22人が参加しました。
持続可能な天草づくりを目的に天草の豊富な資源を活用したビジネスプランに挑戦するものです。高校生の創造力は無限です。豊かで柔らかな感性でビジネスプランを練り上げ、競い合います。
起業には、顧客、価値、利益、コストなど、考えなければならないことがたくさんあります。プランづくりを通して、問題発見・解決力、企画力、自分の考えを自分の言葉で言える表現力、協調性などが育成されると思います。
コロナ禍では何かとネガティブな考えになりがちですが、新たなビジネが生まれるチャンスともいえます。“ピンチはチャンス”でもあります。
昨年の起業塾では、本校生のプラン“あおさ石鹸”が最優秀賞を受賞しました。今年はどんなビジネスプランができるか、最後の発表会が楽しみです。
このような機会を与えていただいた天草市、ご指導いただきます京都大学の先生方、Ama-biZなど、関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

生徒会役員立会演説会【校長ブログ】

先日、新生徒会役員を決める立会演説会がありました。
まずは、会長をはじめとした旧役員の皆さん、1年間、本当にお疲れさまでした。各委員会等と協力しながら、天草高校を盛り上げ多くの成果を残してくれました。その取組に心から敬意を表します。
さて、第76代新生徒会役員の皆さんには、WiTHコロナの学校生活の中で、新たな挑戦に期待したいと思います。高校生のパワーはすごいですし、生徒会が活躍すると学校は活性化します。生徒会が活躍することが天高の伝統であり、主体的な生徒の育成が天高の目標です。生徒が主体となってつくりあげる、これを天草高校の魅力とし中学生や地域・保護者に発信したいと思います。
生徒会役員は重責で、取り組めば取り組むほど課題が出てきます。しかし、人は常に心に課題を持ちながら、その解決を図ることで成長するものです。
忙しい中にあって、人のため学校のためを思い生徒会役員に立候補してくれた皆さんに心から感謝し、エールを送ります。

Let‘s Begin!【校長ブログ】

この言葉から「飛び出せ!青春」を連想される方は、私と同年代でしょう。
さて、学校再開から3週間、マスク着用などの新生活様式を取り入れながらも学校は通常に戻りつつあるなと感じています。長期休校があり、「WITHコロナ」の学校生活であっても今を生きる生徒にとっては一度しかない高校生活です。
高校生活を振り返ったとき、「コロナのせいで・・・」ではなく、「コロナだったけど・・・」と思えるように、やりたいと思うことや楽しいと思うことに熱くチャレンジしていく、そんな天高生であって欲しいと思います。今、どんなことを考えていますか。
Let‘s Begin!

きついけど楽しい【校長ブログ】

これは、1年生に「学校再開から1週間ですがどうですか?」と声をかけた時の多くの生徒の答えです。これまで経験したことのない7限授業に戸惑いながらも、学校再開を前向きにとらえ、笑顔で答えてくれます。
また、「〇〇になりたい」、「大学に進学したい」、「学習と部活動の両立を目指したい」、「コミュニケーション力を身に付けたい」など、それぞれの目標を力強く話してくれます。1年生に延びる可能性を感じます。
意志あるところに道は開ける。頑張れ1年生。

雛鵬、飛翔の学び再開【校長ブログ】

6月を迎え学校が再開されました。マスク姿ではありますが教室に生徒の姿があり、先生の声が響き、通常に戻りつつあることを実感します。
休校の間に大会や学校行事などの中止・延期などもあり、貴重な学校生活を感じることができませんでした。
しかしながら、生徒の皆さんは、自らの目標を見つめ、やるべきことに集中し、学習計画を練り直して取り組みました。与えられた環境の中で、スローガン“求学志成”を実践している姿をたくましく思いました。
これから暑くなり雛鵬にはつらい時期となりますが、夏休みを短縮し、毎日7限授業にして遅れを取り戻します。年度当初には時間は戻れませんが、年度当初の心には戻れます。学校が再開できたことを喜び、天高生としての自覚と誇りをもって乗り越えていきましょう。応援よろしくお願いいたします。

マスクと格闘【校長ブログ】

分散授業も5日目を迎えました。クラスの生徒数が少なく席が離れているため、プリントを配る時も大変なようです。先生方は同じクラスに同じ授業を2回実施で、これも大変なようです。
また、生徒も先生もマスクを着けて授業をしています。マスクを着けているため生徒の表情はわかりませんが、まなざしはわかります。時折笑顔もありますが真剣そのものです。
しかし、大変なのは先生方、マスク着用での授業は、息苦しさもあるようです。しかも短縮授業のため、時間内に教えようと必死に取り組んでいます。これからの暑さはさらにこたえそうです。体育の授業では、体力を高める運動が行われていました。距離を取りながら、組み合うことなく、身体を動かしています。よく晴れた中、暑さを感じながらも、終わった後は、心身ともに軽やかになったようにみえました。
動き出せば変わるようです。

 

環境の変化は成長の機会【校長ブログ】

現在、分散登校により授業を再開しています。今日、授業がなかった寮生や希望者は登校し、学習センターや図書館、Wi-fi環境にある視聴覚室で終日自学に取り組んでいます。
教科書や参考書を広げ、黙々と取り組む姿は真剣そのものです。ともに励ましあっているようにも見えます。
感染防止に努める中で、通常の学校生活とはいきません。決して現状を受け入れているのではないと思いますが、現在の環境の中で、できることに最善を尽くしている姿をたくましく思います。人としても成長していることでしょう。
頑張れ寮生! 伸びるぞ寮生!