R6年度「中学部の日々の様子」
社会「外国の文化について調べよう」
社会の学習では、外国の気候や文化について、タブレットを使って調べ学習を行いました。
まずは日本の文化について知っていることや調べたことを共有した後に、グループに分かれて日本と比較する国を決めました。今回は、「スペイン」「イギリス」「メキシコ」「エジプト」「オーストラリア」の5カ国について調べることにしました。
それぞれの国の気候や文化について調べていく中で、日本と共通しているところと違いがあるところに気付くことができました。また、食べ物や音楽、学校生活や行事等、様々な視点からの気付きがあり、それらをワークシートにまとめました。学習の最後には、調べたことを相互に発表し合い、お互いの気付きや各国の特徴を共有することができました。
中学部持久走大会
12月13日(金)に、中学部の持久走大会を行いました。
11月の後半から継続して練習に取り組み、前回の記録から、走り方やペース配分などの工夫を重ね、本番に臨みました。
大会当日には、自己新記録が多く見られ、練習の成果を発揮する姿を参観された方々に見ていただくことができました。生徒たちからは、「諦めずに最後まで走り切った」という感想が多く聞かれました。「最後まで諦めず、やり遂げる心」を日頃の生活にもつなげていきたいと思います。
音楽「からだで表現しよう」
今回、音楽の授業では、「からだで表現しよう」のテーマで、3つのグループに分かれて、曲調や音楽のイメージを体の動きで表現しました。
「のびのび」グループはリズムに着目し、拍の調子に合わせて歩くスピードを調整しました。「ぐんぐん」グループはリズムに加え、歌詞にも着目しました。歌詞の言葉からイメージしたことを自分たちでどのようにからだで表現するのかについて意見を出し合い、全身を使って表現することができました。「バリバリ」グループはさらに楽器の特徴まで考えを広げ、職員所有の楽器に実際に触れながら、音の特徴を友達と話し合い、曲のイメージと照らし合わせて表現しました。
発表会では、初めて見る他のグループの表現に歓声が上がったり、感想発表でお互いの良いところを伝え合ったりする姿があり、充実した発表会となりました。
美術「コラージュ」
中学部の美術では、コラージュ作品づくりに取り組みました。1年生と重複障がい学級の生徒の今回の作品のテーマは、「私の好きなもの」、2,3年生のテーマは、「修学旅行の思い出」としました。
「ドリッピング」や「吹き流し」、「デカルコマニー」といったモダンテクニックの技法を使用してコラージュの素材を作りました。その他にも、チラシや折り紙、包装紙等も使用し、切ったり貼ったりを繰り返しながら、思い思いの作品に仕上がりました。
今回のコラージュ作品は、1月下旬頃に苓北町の如水館で開催予定の作品展にて展示します。是非見にきてください。
修学旅行
中学部2・3年生は、10月24日(木)~25日(金)の1泊2日で修学旅行に行きました。天気が心配されましたが、2日間ともに雨は降らず、日程通りに行動することができました。
1日目は、新幹線で熊本駅から博多駅に行き、マリンワールド「海の中道」を訪れました。たくさんの魚が泳ぐ姿や、イルカやアシカのショーを楽しみました。
2日目は、ららぽーと福岡にある「キッザニア福岡」に行き、職業体験をしました。それぞれの生徒がファッションショーや歯科衛生士、宇宙飛行士等、様々な職業を体験することができました。
日頃はなかなかできない体験をする中で、時間を守ることや集団行動の大切さ、ルールやマナー、買い物の仕方等、多くのことを学ぶことができました。学校で丁寧に振り返りを行い、今後の生活につなげていきたいと思います。
職業・家庭科「職場体験・就職ガイダンス」
10月の第1週は、職業・家庭科で「働くこと」について学び、職場体験を行いました。
職業・家庭科Cグループは、「社会福祉法人 白い雲の会 かしの木学園(就労継続支援B型)」を訪問し、木札のひも通し作業やコースターの磨き作業を体験させていただきました。
職業・家庭科A・Bグループは、「社会福祉法人 北斗会 苓南寮(就労継続支援B型)」 を訪問し、軍手の糸切り作業や陶芸体験(マグカップ作り)をさせていただきました。
体験や見学を通して、挨拶をすることの大切さや報告の重要性、時間を意識した生活など、今日から実践できる「働くために必要な力」を学ぶことができました。
10月3日(木)には、キャリアコンサルタントの堤内様をお招きし、「就職ガイダンス」を行いました。講習の中では、正しい立ち姿勢、正しい座り姿勢、正しい礼の仕方について学び、実践しました。自己紹介の仕方や聞き方のコツについても御指導いただきました。この1週間で学んだことを、これからの学校生活につなげ、意識して生活していきたいと思います。
本渡中学校との交流及び共同学習
9月25日(水)に本渡中学校特別支援学級の生徒と交流及び共同学習を行いました。
今回は、最初から各学年に分かれ、同級生同士で交流を深めました。それぞれの学校で用意してきたレクリエーションにチームで協力して取り組んだり、休憩時間に自由に会話を楽しんだりする様子が見られました。
1年生は初めての交流、2,3年生は昨年も行った交流でした。どの学年も積極的に挨拶や会話を交わしており、楽しい時間を共有することができました。
保健体育(柔道)
9月9日(月)の保健体育では、高等部から柔道経験者の先生をゲストティーチャーに招き、武道(柔道)について学びました。
今回の授業では、主に礼儀作法と受け身について学びました。「礼に始まり礼に終わる。」という武道の精神を教わり、実際に立礼、座礼の正しいやり方を学び、実践しました。
後半は、柔道着に着替え、受け身の練習をしました。また、数人の生徒は、ゲストティーチャーと組手の実践をすることもできました。今回の貴重な経験を生かし、日頃の挨拶や身の守り方等につなげていきたいと思います。
中学部水上安全教室
7月17日(水)に、天草スタンドアップパドル協会の方をお招きし、水上安全教室を行いました。今年で3回目になる取組で、夏休み前に着衣泳やライフジャケットの使用方法等、水辺の安全に関わる知識や技能を、体験を通して身に付けることを目的にしています。
空のペットボトルを握って浮かぶ練習をしたり、ライフジャケットの正しい着用方法や浮き方を教えてもらったりしました。最後には、楽しみにしていたSUP体験です。大人7人乗りの大型のボードに乗り、笑顔溢れる貴重な体験となりました。
最初は不安で体に力が入っていた生徒たちも、今回の教室を通して、緊急時の水辺での対応の仕方を学び、安全に対する意識が高まりました。2学期に元気に登校することができるよう、安全な夏休みの過ごし方につなげてほしいと思います。
バス乗車体験
7月5日(金)中学部1年生と中学部重複障がい学級1・2年生の生徒で、「公共交通乗り方教室」を実施しました。これは、天草市と産交バス株式会社の共催で実施している事業で、バスの利用の仕方やマナーについて体験的に学習するというものです。
最初に、九州産交バスの方から公共交通機関の種類や天草を走っているバスについての説明を聞きました。天草市内を走っているバスは約50台もあるそうです。次に、実際の路線バスに乗り、本渡バスセンターまで出かけました。整理券を取ったり、降車ボタンを押したり、療育手帳を見せて運賃を支払ったりと、様々な体験をすることができ、公共交通機関への興味が深まったようです。この経験を生かし、公共交通機関を利用して出かけたり、通学や通勤で活用したりと、活動範囲を広げることにつなげてほしいと思います。