熊本県立南稜高等学校生徒歌
　　　作詞・作曲　犬童　球渓

一　塵寰(じんかん)遥(はる)けく彼方(かなた)に隔(へだ)て

茲(ここ)神殿(こうどん)の平野(へいや)の中(なか)に

集(つど)える雄々(おお)しき千余(せんよ)の健児(けんじ)

体軀(からだ)を鍛錬(きた)えて精神(こころ)を琢(み)磨(が)く

球磨(くま)の流(なが)れの絶間(たえま)なく

学(まな)ぶ我等(われら)の意気(いき)高(たか)し

二　旦(あした)に耕(たがや)す田畑(たはた)の塊(くれ)を

砕(くだ)きて富国(ふこく)の良(よ)き種子(たね)おろし

夕(ゆうべ)に培(つちか)う苗木(なえき)の末(すえ)の

繁栄(さかえ)を喜(よろこ)ぶ我等(われら)が任務(つとめ)

額(ひたい)の汗(あせ)の玉(たま)にこそ

国(くに)の光(ひかり)は宿(やど)るなれ

三　さはあれ我等(われら)の理想(りそう)は遠(とお)く

分(わ)け入(い)る学(まな)びの奥(おく)かは深(ふか)し

心(こころ)に鞭打(むちう)ち撓(たゆ)まず倦(う)まず

学理(がくり)を窮(きわ)めて実地(じっち)を習(なら)う

市房山(いちふさやま)のいや高(たか)き

希望(きぼう)の峰(みね)を攀(よ)じんかな

球磨農業高校校歌.mp3