(7)地域への農産物及び技術の新規導入と普及を目指した研究実践

2018年6月の記事一覧

キラキラ 崇城大学カルチャーシンポジウムIN人吉球磨

 6/10(日)崇城大学主催のカルチャーシンポジウムが開催されました。
 光合成細菌の活用普及に努める崇城大学学生ベンチャーCiamo代表古賀碧さんの講演や実践農家とのパネルディスカッションが行われました。
 崇城大学Ciamoとは、本校総合農業科の共同研究を行っています。
 代表を務める古賀さんは人吉高校出身(免田)です。
 地域産業である焼酎製造の産業廃棄物である焼酎カスのリサイクル・リユーズに貢献したい、
地域農業振興にも貢献したいとの思いから光合成細菌の利活用を提案されています。
 本日のシンポジウムでは、本校が昨年度実践した研究成果についても紹介していただきました。(資料内にも本校研究成果を校名と共に掲載)
 地域農業に貢献したいとの共通目的のもとに、協働していきます。

崇城大学Ciamo商品の「くまレッド」紹介とサンプル配布

配付資料の中には本校の研究成果も記載

本校の研究データを校名入りで紹介

Ciamo代表の古賀碧さんの講演

実践農家とのパネルディスカッション(㊨から2番目:錦町の犬童さん ㊨3番目:あさぎり町の西さん)

キラキラ 平成30年度光合成細菌継続研究

 平成30年度も『光合成細菌の農業生産への活用』をテーマに、崇城大学と共同研究を行います。
 研究対象生徒は、「総合農業科1年生」、対象科目は「農業と環境」です。
【H30研究設定の改善】
 ①光合成細菌処理濃度:×100⇒×1000~2000へ変更
 ②処理回数:週1回程度⇒週2~3回程度へ変更
 ③試験区:処理区(光合成細菌処理区)と無処理区を設定
 現在、1年生が自家培養した光合成細菌をもとに、春夏農作物(スイカ・カボチャ・ピーマン・ナス・トウモロコシ)への試験投与を行っています。

総合農業科1年生自家培養の光合成細菌(H30/5/14培養)

春夏農作物へ試験投与

希釈倍率の溶液を作成して土壌処理を行います

平成29年度「光合成細菌の農業生産への活用」研究成果報告

 平成29年度(研究初年度)に総合農業科1年生が崇城大学学生ベンチャーCiamoと共同研究として取り組んだ『光合成細菌の農業生産への活用』に関する研究成果を報告します。
 初年度の研究としては、目標の「光合成細菌活用の基礎データ収集」を果たす成果を上げることができました。しかし、まだまだ課題も多く、継続研究で検証すべきことが多くあります。反省と改善のPDCAサイクルを続けていきます。
 全ては、地域農業の振興と産業課題の解決のために!!