11月22日(火)3,4限目、食品製造実習室で、2年生25名がが「商品開発」の研修を
行いました。
講師に欧風創作菓子 メゾン・ド・キタガワの代表取締役、シェフ・パティシエの
北川 博喜氏をお迎えしました。熊本でメゾン・ド・キタガワといえば誰もが知っている
お店。北川様は、私立高校や菓子製造業企業での指導経験も豊富な方です。
これから商品開発を一緒にさせていただけるのは、本当に楽しみです。

この研修は、“くまもと県南フードバレー推進協議会”と“あさぎり町”との連携事業で、
基礎知識を学ぶだけではなく、生徒が考案したスイーツを実際に商品化し、販売するまで
を行います。素材は、学校のあるあさぎり町の特産品を掘り起こし、商品コンセプトの検討
から試作、モニター試食調査、製造・販売先、ネーミング・パッケージなどの検討、販路の
情報収集等を食品科学科25名で取り組みます。
本日は、その第1回目になります。

まずは、商品開発の流れについて説明です。 真剣な目差しで聞き、メモを取っています。
「あさぎり町の素材を探せ!」 あさぎり町の特産品だけでなく、南稜高校の製品や
トマトも並べられています。

あさぎり町の特産品の確認です。 「へえ~ こんな商品があっったんだ~!」


「パッケージもよく見て!」 「においは?味は?」
「私たちが製造したシソジュースだ!」
北川氏「みんなが作ったこの商品は、シソジュースになるのかな?
商品名が、“紫蘇の雫”だよね。ネーミングも大切だよね!」


食品科学科の製品&南稜たまご&フルーツトマト・ミニトマト
「パッケージもメッセージを伝えるための大切なツールだよ!
メゾンド・キ・タガワの箱や袋も地域や素材を意識してデザインしているよ。」


休憩時間には、聞きたいことがいっぱいです。
休憩の後は、目の前にある素材を使って基本のお菓子をデモンストレーション!

パティシエ志望の生徒もアシスタントとしてお手伝い。フルーツトマトのジャムがあっという間にできあがりました。
生徒は、「トマトのジャムなんて、初めて食べる!」という顔でした。




あっという間にあさぎり町の“コマツナの野菜パウダー”を使った“パウンドケーキのトマト
ジャム添え”が完成しました。後ろの男子は、立ち上がって見ています。
パウンドケーキはしっかり膨らんでいますね~、真ん中もきれいに割れています!
どうしたらこんなにきれいに作れるんですか?
北川氏曰く「お菓子作りや料理は、科学(化学)ですからね!食品科学科で勉強している
ことは、将来のためにとても役にたちますよ。」とのことでした。
(答えは、ぜひお近くの食品科学科の生徒に聞いて下さい。
北川氏から、「次の機会までに、ある程度こんなものを作りたい!を考えて
たくさんアイデアを出しておいて下さい!出来れば、1月には試作をしましょう!
だめ出しをいっぱいしますからね!楽しみにしています!!」
とのお言葉をいただいて、閉会しました。
食品科学科2年生の25名全員で、3月の商品販売を目指してがんばるぞ!
おまけ・・・

研修会後、一番最初に試作したコマツナパウンドケーキ&トマトジャムの
試食をした2人です。とっても嬉しそう!