学校からのおしらせ

熊聾時々新聞

今、熊聾では・・・(その4)

 本校の子供たちにとって、コミュニケーションをとるうえで表情や口形はとても大切な要素です。手話を用いるにしても、音声でやりとりをするにしても紙マスクや布マスクでは表情や口形が見えないため、話し手の感情や話の内容等をつかみ取ることは大変困難です。

そのような意味からも、コミュニケーション上は「透明マスク」が有効な手立てとなりえます。

 実は、始業式の校長挨拶では、クリアファイルを使ってこしらえた透明マスクを着けて話をしました。実際に使ってみると、使用後に結構な量の飛沫がくっついていたので、あらためてマスクの有効性を認識したところです。

 学校再開を見据えて、自作の透明マスクを準備する先生方もいますが、学校としても市販の透明マスクを既に購入し試用しています。透明部分を広くしたり、隙間を埋めたりする工夫等が必要と思われますので、より良いものに改良していきたいと思います。(『熊聾マスク』が作れたらいいなぁ‥)

 最後にお知らせですが、本日、熊本日日新聞社から「透明マスク」に関して本校に取材がありました。明日、熊日朝刊に掲載されると思いますので、是非目を通していただければと思います。

 令和2年4月21日      

    熊本聾学校 校長  五瀬 浩