商業科 ブログ

2022/07/28 「パソコンの手前に置いて使うノート」を開発!

球磨中央高校3年生商業科・情報処理科の「調査研究班」が、熊本県高等学校生徒商業研究発表大会で8連覇しましたが、発表でも紹介したのが、「パソコンの手前に置いて使うノート」です!

昨年、本校の生徒も『花火ンピック2021(パラパラ漫画花火大会)』(人吉花火大会が中止になったことで実施)に出品しましたが、その際に、使用されたパラパラ漫画の冊子に「東紙店」様(人吉市鍛冶屋町)の端材が使用されていることを知りました。東紙店様も2年前の熊本豪雨で被災され、大変なご苦労をされた一軒です。

そこで、東紙店様で印刷の際に発生する端材をさらに活用できないかと考え、考案したのが、このノートです。

生徒たちが注目したのは「SDGs」(国連が提唱する持続可能な開発目標)! 地域未来探究科の授業「異文化理解」で勉強しているSDGsから発想を得て、何か端材を活用する方法がないかと考えていました。

そんな中、昨年夏か導入された一人一台端末(Chromebook)を使う際に生徒たちが抱いていた

 机上にパソコン置くと、教科書も置かんといかんし、ノートも置かんといかんし、、狭いよ~ (>_<)

という「困り感」が、発想のヒントとなったのです! これこそが「パソコンの手前に置いて使うノート」! 端材を使うため、中の用紙の紙質や色はバラバラ。たまにノートの数枚程度、良さげな紙が混じっていることもあるという、世界でただ一冊のノートです!

 

商品が完成した7月2日、本校売店前で調査研究班が販売会を行いました。

ノートは見事完売! 「これは便利!」と、何冊も買い求める先生もいました!

また、7月24日には熊本日日新聞にも紹介されましたが、その翌日には、近隣の中学校からも問い合わせをいただきました。本当にありがとうございました!

 球磨中央高校は、今後も人吉球磨の復興、またSDGsの視点を大切にしながら、さまざまな活動を続けていきます。中学生の皆さん、球磨中央高校で、あなたの豊かな想像力を生かして、一緒に商品開発をしてみませんか!