校歌が完成しました
令和3年(2021年)が幕開けしました。皆さま、あけましておめでとうございます。
今年は丑年(うしどし)です。かもと稲田支援学校の校舎裏には乳牛の牛舎があり、おなじみの白黒まだら模様の牛が学校を眺めています。「牛」は古くから食牛や乳牛、耕牛と呼ばれ酪農や農業で人々を助けてくれる存在として重要な生き物でした。大変な農業を地道に最後まで手伝ってくれる様子から丑年は「我慢(耐える)」や「発展の前ぶれ(芽が出る)」を表す年になると言われているそうです。開校まで残り3カ月を切りました。開校準備室もラストスパートをかけて、4月の子どもたちの受け入れ準備を進めているところです。発展の前ぶれ“芽が出る”年に開校を迎えられることに、運命を感じながら、厳かに新年を迎えたところです。
さて、今回は12月に完成しました校歌について、皆さまにご紹介をさせていただきます。
校歌は、本校の校訓「心豊かに 道を求め 共に生きる」に基づき、3番構成にしています。歌詞は学校教育目標の実現に向けたワードを元に原案を作成し、開校準備室職員と何度も何度も検討を重ねて作成しました。作曲については、熊本県内の県立高等学校で長年音楽の担当として教鞭をとられていた桐田信一郎氏に依頼しました。桐田氏は現在、作・編曲活動のほか吹奏楽及び管楽器指導等を行っていらっしゃいます。桐田氏は鹿本高等学校在職中に、不動太鼓部のために、「和太鼓アンサンブルのための幻想詩曲“不動岩”」を作曲されています。山鹿鹿本地域のこともよくご存じで、作曲依頼にも快く承諾していただきました。作曲にあたり、改めて現地を訪れて取材をされたり、地元の情報を収集されたり、学校づくりに熱く参画していただいたことに感謝しています。子どもたちが歌いやすい音の取り方、発声しやすい歌詞の修正等、完成までにさまざまなアドバイスをいただいています。
左が作曲者の桐田信一郎様
録音に際しては、桐田氏の大学時代のご友人である東京混声合唱団理事の德永祐一様に歌唱していただきました。技術面では、遊工房有限会社の益永剛様の御協力をいただき、録音をすることができました。
歌唱してくださった德永祐一様(東京混声合唱団理事)
校歌作成に関わっていただきました桐田様、德永様、益永様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
【校歌】再生できます
令和3年1月
熊本県立かもと稲田支援学校長
後迫 貴利子