【地学部】石垣の専門家から現地解説
10月1日(木)の秋晴れの下、熊本城の石垣について専門家の方に現地解説をしていただきました。
現地解説
お話ししてくださったのは、熊本博物館で考古学を担当されている下高さんです。
石垣の専門家であり、熊本城の石垣被害について研究を始めた私たちにとって、これ以上ない心強い先生です。
当日は二の丸御門や西出丸の石垣を見ながら解説していただきました。
現地解説の様子【二の丸御門前】
まず印象的だったのは、石垣崩壊の共通点として「修復履歴のある石垣が崩れている」ということです。
熊本城の石垣の形成・修復時期は大きく7期に分けられています。
これは石垣の表側にある「築石(つきいし)」「間詰石(まづめいし)」「相石(あいいし)」「挾石(はさみいし)」の4種類に注目すると見分けることができるそうで、下高さんには、石垣の年代の境界ラインが見えるとのことでした。
知識のない私たちには一目で見分けることはできませんが、下高さんの観察眼や専門性の高さに感動しました。
現地解説の様子【西出丸】
また、石垣がある地盤が自然地形かどうかによっても石垣被害が変わるとのことでした。
私たちはまさに「地盤が石垣被害に与える影響」が大きいと考えていたため、専門家の方と同じ視点で研究を進められていることが確認でき、非常に大きな励みとなりました。
特別展「二つの『くまもと城』」
ちなみに、私たちの第一高校がある古城(隈本城)は、加藤清正が最初に築城した時期として唯一「熊本城石垣1期」に該当しているそうです。
現在、熊本博物館では特別展「二つの『くまもと城』」が開催されています。
二つの「くまもと城」―豊臣の衝撃、戦国肥後の終焉― :: 熊本博物館
今回下高さんから解説を伺ったことで、熊本城や古城への興味がより一層湧いてきました。
まずはこの特別展を観覧し、私たちの研究に対する理解を深めていきたいと思います。
お忙しい中、貴重な現地解説をしてくださった下高さんに心より感謝申し上げます。