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平成28年度 体育大会講話

平成28年度 体育大会 校長挨拶
「チャレンジ ~新たな目標を抱け~」
平成28年5月8日(日)


●4月14日以降の一連の地震により、甚大な被害が生じました。多くの尊い命が失われ、多くの住宅が倒壊しました。改めまして、この地震で犠牲になられた全ての皆様に対し、謹んで哀悼の意を表します。また、被災されたすべての方に心よりお見舞い申し上げます。そして、お忙しい中、本日ご来校いただきましたご来賓の皆様、地域の皆様には、深く感謝申し上げます。まことにありがとうございます。

●この地震、震災でそれまでのありふれた日常は一変しました。学校の施設、設備、教室に被害が出て体育大会も中止にせざるを得なくなった学校もたくさんあります。君たちにこの大会をとおして次のことを感じ、考えて欲しいと思います。

◎あたりまえの日常はかけがえのないものである。

◎「健康・友人・家族」そして「故郷」
 失ってしまって、その価値がかけがえのないものであったことを知る。
 幸福とは、あたりまえの日常そのものである。


◎今私たちができること
 ①関心を持つこと
 ②今自分ができることを冷静に見つめること
 ③あたりまえの日常を、友人・家族と共有して大事にすること


◎ドイツの哲学者フリードリッヒ・ニーチェの言葉を紹介します。

 一緒に黙っていることは素敵だ。
 もっと素敵なのは、一緒に笑っていることだ。
 二人以上で、一緒にいて、同じ体験をし、共に感動し、泣き笑いしながら
 同じ時間を共に生きていくのは、とても素晴らしいことだ。

●今日の大会は、これまで練習してきた成果を発揮できる機会、舞台であります。「あたりまえの日常」がかけがえのない「幸福」であることをしっかりと感じながら、仲間と共にその磨いてきた技と力をかけがえのない友人と家族の前で披露してください。


●一人一人の力は、微力ではありますが、決して無力ではありません。君たち一人一人の笑顔と今日の一日が勇気と元気を与えることのできる大会となる事を祈念して、挨拶といたします。