校長室からの風(メッセージ)

卒業生へ ~ 2年後、多良木高校で待っています

           卒業生の皆さんへ ~ 2年後、多良木高校で待っています

  皆さんはこの三年間で心身ともに目を見張るほど成長しました。入学した頃の少年少女の面影はなく、今や大人になろうとしています。皆さんの入学と共に多良木に赴任してきた私にとって、高等学校の教育課程を皆さんが修了し、晴れて卒業の日に立ち会えることはこのうえない喜びです。若人の旅立ちに関わることができるのは教師の本懐です。 

  高校時代、校則や決まり事、あるいは私たち教職員の指導を壁のように感じ、不満や窮屈さを感じたかもしれません。しかし、卒業してしばらく時間が経つと、その壁が皆さんを守っていたことに気付いてくれると思います。これからは、自分の中で「これだけは許せない」というものを持ち、自らを律してください。

  この先、失敗することも多いでしょう。けれども、失敗しないと学べない事があるのです。失敗してもいい、ただし、失敗を隠してはいけません。

  さて、皆さんは十八歳で選挙権を得ましたが、成人は二年後です。その時、各市町村で成人式が挙行されます。そのような公の式典ではありませんが、多良木高校でも成人の集いを催し、喜びを皆さんと分かち合いたいと思います。

  平成三十一年一月四日(金)の午後、母校に集まってください。二年後の再会を楽しみにしています。


                               3月1日(水)第69回卒業証書授与式