校長室からの風(メッセージ)

最後の体育大会 ~ テーマ「一勝懸命 ~ Final Lap」

最後の体育大会 ~ テーマ「一勝懸命 ~ Final Lap

 
   多良木高校第68回体育大会を5月12日(土)に開催しました。市房山をはじめ九州山地の鮮やかな山並みを背景とした本校グラウンドにおいて、生徒達が躍動する姿はまことに眩しく、観る者の胸に迫りました。多良木高校67人の最終走者(アンカー)は見事に自分たちの力で体育大会をやり遂げました。そのことを私は誇りに思います。

 開会式における校長挨拶を次に掲げます。


 「風薫る五月晴れのもと、熊本県議会議員 緒方勇二様、多良木町町長 吉瀬浩一郎様をはじめ多くのご来賓、保護者、同窓及び地域の方々に御臨席いただき、また、主催者側として熊本県教育委員会の宮尾千加子教育長、那須高久高校教育課長に御観覧いただく中、熊本県立多良木高等学校第68回体育大会を開催できますことを、皆さんと共に喜びたいと思います。

 多良木高校は平成31年3月をもって閉校します。大正11年の創立以来、綿々と引き継がれてきたバトンが、最終走者である今年度の3年生に渡りました。この67人のアンカーが多良木高校のゴールに向かって、今、走っています。最終年度の本校のテーマは『ゴールに向かって、挑戦!』です。

 生徒の皆さん。皆さんは『自分たちの力で最後の体育大会を創り上げたい』との熱い思いで、生徒会を中心に準備や広報に取り組むと共に、各競技・種目の練習を重ねてきました。今日はこのように大勢の方が来校されました。生徒の皆さんが輝く日です。そして、日頃から本校を応援してくださっている地元住民の方や交流のある保育園の園児たちとの合同競技も楽しみです。
    今日の体育大会はきっと笑顔と歓声あふれるものになることでしょう。 

 結びに、ご観覧の皆様に、生徒達に対するご声援を心からお願いして、開会の挨拶といたします。」