校長室からの風(メッセージ)

人吉・球磨地区合同体育大会

 4月28日(金)、人吉・球磨地区合同体育大会を五つの高等学校をはじめ各会場で開催しました。多良木高校では、陸上競技と男女バレーボールが実施されました。多良木高校での開会式の挨拶を掲げます。


 「平成29年度、人吉・球磨地区合同体育大会を、このような絶好のコンディションのもとで開催できることを皆さんと共に喜びたいと思います。

 春の季語に「山笑う」という言葉がありますが、市房山をはじめ周囲の山々が冬の眠りから覚め、まるで笑っているかのような明るい景色の中、五高校の生徒の皆さんが一堂に会しました。

 昨年は、熊本地震の影響でこの大会は中止となりました。今年で第34回となる伝統の行事をあたりまえに実施できる喜びをかみしめたいと思います。

 皆さん、ようこそ多良木高校に来てくれました。本校では、陸上競技とバレーボールの二つの競技が行われます。今、皆さんが立っている300mトラックの陸上グラウンドからは後のオリンピック選手や日本記録保持者が誕生しています。また、皆さんの目の前に広がる野球場からはプロ野球選手も育ちました。皆さん一人一人も豊かな可能性を持っていることと思います。日頃の練習の成果を今日、ここ多良木高校で存分に発揮してください。

 皆さんはアスリートです。ルールを守り、審判に敬意を表し、そして勝っても負けても相手を称えるというアスリート精神をもって競技してください。

 応援の生徒の皆さんは、輝いている選手の姿に惜しみない拍手と声援を送ってほしいと期待します。

 皆さん達は、この人吉・球磨地区の高校生です。今日の大会が、お互いをもっと知り、高め合っていく場となることを念じ、挨拶といたします。」