にこにこふれあい大作戦 ~ 地域の方々との交流会
「にこにこふれあい大作戦」
~ 地域の方々との交流会 ~
「にこにこふれあい大作戦」と初めて聞いた時には、何をするんだろうといぶかしく思ったものでした。具体的な活動内容は、多良木町の各地区の高齢者の方々との交流会であり、3年生の体育コースの生徒がグラウンド・ゴルフを、同じく3年福祉教養コースの生徒が郷土料理の調理を一緒になって行うというものです。毎年、交流する地区を輪番に変えて行っており、12月の恒例行事となっています。やや大仰なタイトルは、日頃から本校を温かく見守ってくださる地域のお年寄りの方々と笑顔でふれあいたいとの福祉教養コースの職員の願いから付けられたものです。
12月9日(金)、今年は多良木町6区1~3の地域の方との「にこにこふれあい大作戦」を実施しました。朝霧が残る多良木高校運動場において、午前10時から体育コースの生徒と地区の老人会の方々とのグラウンド・ゴルフが始まりました。同じ時刻に、6区の公民館において、福祉教養コースの生徒が老人会の方々に習いながら郷土料理を作り始めました。グラウンド・ゴルフは1時間半ほどかけて2ラウンド行いましたが、歓声と笑い声が入り混じる和やかな時間でした。グラウンド・ゴルフを終えたお年寄りと生徒は、徒歩で10分ほどの6区公民館へ向かいます。そして、できあがっている郷土料理を全員で会食することになるのです。
お年寄りと生徒たちが協同で作った献立は、混ぜご飯、つぼん汁、ほうれん草の白和えでした。いつも明るくお元気な区長の長田さんのご挨拶の後、和気あいあいとした雰囲気の中、郷土料理を頂きました。ユーモアのある男子生徒が前に出ての自己紹介は、お年寄りから大きな笑い声と拍手を呼びました。会食の終わりには、出席者の方々から、「楽しかったあ」、「来年もやりましょう」とお声かけをいただきました。
球磨郡でも核家族化が進み、日頃は高齢者とふれあう機会がない高校生が増えています。人生のベテランであるお年寄りの方から学ぶものは少なくありません。「にこにこふれあい大作戦」は今年も大成功でした。
登録機関
管理責任者
校長 粟谷 雅之
運用担当者
本田 朋丈
有薗 真澄