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【全】第16回熊本県高等学校英語ディベート大会に参加しました

 10月10日(土)第16回熊本県高等学校英語ディベート大会が開催され、本校からは、2年生2名、1年生2名でチームを組み参加しました。 今回の論題は、The Japanese Government should ban production and sales of fossil-fueled cars, including hybrid cars, by 2035.(日本政府は、(ハイブリッド車も含む)化石燃料車の製造と販売を2035年までに禁止すべきである)で行われました。

 今年は新型コロナウイルスの影響によりZoom会議システムを用いての開催となり、本校もパソコン室に機材をセッティングし大会に臨みました。

(Zoomに接続するPCをプロジェクターにつなぎ、大画面で表示。さらにマイクとスピーカーをPCに接続して準備万端。)

 

 大会では、午前中にあらかじめ決められた対戦相手と2試合を行い、その結果をもとに午後の対戦相手が決まる方式で行われます。 さて玉名高校チームの初戦はというと、緊張もあったのでしょうか、相手チームの立論になかなかうまく反論することができず敗れてしまいました。しかし、このディベート大会では毎試合後、試合を担当したジャッジ(審査員)からそれぞれのチームにコメントをいただくことができ、次の試合に向けてのヒントを得ることができます。コメントを受けて、試合後すぐに修正点を話し合います。

 そして2試合目。1試合目で感覚を取り戻し、修正点がうまく生かせたのか、1試合目よりもよりかみ合った議論を展開することができました。お互いのチームのスピーチがすべて終わり、ジャッジの評価を待つ際にも良い感触を掴んでいました。が、結果は敗退となりました・・・。良い感触を掴んでいた分ショックもあったとは思いますが、うまく気持ちを切り替えます。そしてジャッジのコメントから次への修正点をより具体的に指摘していただき、メンバーで積極的に意見を交換し、必要な情報を収集します。と同時に昼食時間になりました。

(修正点をお互いに確認する玉名高校チーム)

昼食を取りリフレッシュした後再び集合し、午後の対戦相手を確認します。自分たちの立論内容と、各自の役割をお互いに確認し、午後からの試合が始まりました。3試合目ということもあり、各自のスピーチも自信のこもった声で行い、相手への反論のための準備時間もお互いに役割を把握して積極的に作戦を練ることができ、チームワークの深まりを感じさせます。そして、すべてのスピーチが無事終わり、3試合目の結果は・・・。

 

 負けてしまいました。

 

 さすがにこの結果にメンバーたちはショックを隠せていないようでした。そんな中、次がこの大会の最後の試合であること、大会までお互いに協力し合い準備してきたことなどを言葉にしてお互いを励まし合い、今までの試合でジャッジの方にいただいたアドバイスに勇気をもらい、最後の試合に臨みます。

 

 3試合目の結果を受けての最後の対戦相手を確認し、4試合目が始まりました。4試合目ともなると、同じメンバーであるにもかかわらず、1試合目と見違えるほどの各自のスピーチ、チームワークを見せます。相手の反論に対しても的確に返答を行い、最後のスピーチでも試合全体のサマリーを要領よくまとめ上げることができました。

 

 そして結果は・・・。

(1日の成長を最後の試合で発揮する玉名高校チーム)

 ジャッジが試合の概要を振り返った後、「審査の結果、玉名高校の勝ちです」とジャッジから伝えられメンバーたちは喜びの表情を見せました。あきらめずに臨んだ4試合目にしてようやく勝ちを掴むことができました。

(トピックに関して集めた資料と議論の際のメモ書きなどの一部)

 

 1日で4試合を行い、玉名高校チームのメンバーは帰る頃にはへとへとになっていましたが、やっと掴むことができた1勝からうれしさと充実感が表情に滲んでいました。大会後の感想にも、「大会を通して培った英語力や思考力をこれから発揮したい」、「たくさんのことに挑戦したい」という言葉を残してくれました。これも、夏休み以降トピックについての資料を集め、教員に添削を受けながら立論を作り上げ、大会当日も回を重ねるごとに自身の成長を実感できたからなのでしょう。今回参加したメンバーには、これからの学校生活や様々な場面において今回の経験を生かしていくことを期待したいと思います。

 お疲れ様でした。