平和と人権の集い ~荒尾二造~
8月5日(月)を登校日として、「平和と人権の集い」を実施しました。
今回は、「荒尾二造」について資料館館長の諸隈さん、市民の会事務局長の山野さんからご講話いただきました。
荒尾二造とは正式には東京第二陸軍造兵廠(しょう)荒尾製造所のことで、荒尾市全体が旧日本陸軍の巨大な火薬工場だったことや荒尾高校は荒尾二造の本部棟などの跡地を利用して創設されたことを学びました。
現在、岱志高校構内には、部室やトレーニングルームとして使用している「分析室」と道具倉庫として使用している「試料倉庫」が当時のまま残っており、実物を見学しながら説明をしていただきました。
当時の高校生は学徒動員で火薬製造に当たらされ、勉強などは出来なかったような時代があったんだということを学びました。戦争は、人の命だけでなく、その時代を生きた人の生活や青春時代までも奪っていったんだと思い至りました。たくさんの犠牲の上に今の平和があることに思いをはせ、過去の教訓を学ぶ大切さを身にしみて感じました。