(9)食の6次産業化を担う人材の育成

2016年11月の記事一覧

食品科学科マーケティング研修Ⅱ「商品開発」

 11月22日(火)3,4限目、食品製造実習室で、2年生25名がが「商品開発」の研修を
行いました。
 講師に欧風創作菓子 メゾン・ド・キタガワの代表取締役、シェフ・パティシエの
北川 博喜氏をお迎えしました。熊本でメゾン・ド・キタガワといえば誰もが知っている
お店。北川様は、私立高校や菓子製造業企業での指導経験も豊富な方です。
これから商品開発を一緒にさせていただけるのは、本当に楽しみです。



 この研修は、“くまもと県南フードバレー推進協議会”と“あさぎり町”との連携事業で、
基礎知識を学ぶだけではなく、生徒が考案したスイーツを実際に商品化し、販売するまで
を行います。素材は、学校のあるあさぎり町の特産品を掘り起こし、商品コンセプトの検討
から試作、モニター試食調査、製造・販売先、ネーミング・パッケージなどの検討、販路の
情報収集等を食品科学科25名で取り組みます。
 本日は、その第1回目になります。
                                                           まずは、商品開発の流れについて説明です。 真剣な目差しで聞き、メモを取っています。

                                                                                
 「あさぎり町の素材を探せ!」   あさぎり町の特産品だけでなく、南稜高校の製品や
トマトも並べられています。
                                                                    
                                                                                                                                                                                                                                                                                  
 あさぎり町の特産品の確認です。        「へえ~ こんな商品があっったんだ~!」      

 「パッケージもよく見て!」               「においは?味は?」
                                                                                                     
 「私たちが製造したシソジュースだ!」        
北川氏「みんなが作ったこの商品は、シソジュースになるのかな?
商品名が、“紫蘇の雫”だよね。ネーミングも大切だよね!」
食品科学科の製品&南稜たまご&フルーツトマト・ミニトマト
                                                                   
 「パッケージもメッセージを伝えるための大切なツールだよ!
 メゾンド・キ・タガワの箱や袋も地域や素材を意識してデザインしているよ。」

           休憩時間には、聞きたいことがいっぱいです。

休憩の後は、目の前にある素材を使って基本のお菓子をデモンストレーション!
                                                                                                               
パティシエ志望の生徒もアシスタントとしてお手伝い。フルーツトマトのジャムがあっという間にできあがりました。
生徒は、「トマトのジャムなんて、初めて食べる!」という顔でした。


 あっという間にあさぎり町の“コマツナの野菜パウダー”を使った“パウンドケーキのトマト
ジャム添え”が完成しました。後ろの男子は、立ち上がって見ています。
 パウンドケーキはしっかり膨らんでいますね~、真ん中もきれいに割れています!
 どうしたらこんなにきれいに作れるんですか?
北川氏曰く「お菓子作りや料理は、科学(化学)ですからね!食品科学科で勉強している
ことは、将来のためにとても役にたちますよ。」とのことでした。
(答えは、ぜひお近くの食品科学科の生徒に聞いて下さい。

北川氏から、「次の機会までに、ある程度こんなものを作りたい!を考えて
たくさんアイデアを出しておいて下さい!出来れば、1月には試作をしましょう!
だめ出しをいっぱいしますからね!楽しみにしています!!」
とのお言葉をいただいて、閉会しました。

食品科学科2年生の25名全員で、3月の商品販売を目指してがんばるぞ!

おまけ・・・

 研修会後、一番最初に試作したコマツナパウンドケーキ&トマトジャムの
試食をした2人です。とっても嬉しそう!
                                                                          
                                                                                                                                           

食品科学科SPH6次産業化研修

11月16日(水)6限目、1年生を対象に下記の講話がありました。
6次産業化研修 「6次産業化について」(講話)
講師に、株式会社 夢ファームあしきた プロダクトマネージャーで、
元JAあしきた代表理事組合長、現在JAあしきた理事、6次産業化プランナー
もされている、高峰 博美氏に講話をしていただきました。

JAあしきた組合長時代 「6次産業化」は、“JA事業そのものだ”という
テーマを掲げ、甘夏キッスやデコポンゼリー等、多くの商品開発に携わった
経験をもとに6次産業化と日本の農業についてお話しをしていただきました。

生徒全員に名刺をいただきました!
(名刺をもらうのも初めての生徒もいます)

【生徒の感想】
○加工と販売は生産があってこそできるのだから、農家が減っていったら
 加工も販売もできないので、生産の大切さがすごく分かる講話でした。
○6次産業化をすることで、農家のみなさんや地域の人々だけでなく、
 自分達にも利益があることを知り、SPHの取り組みに対する興味が
 強くなり、もっと勉強したいと思いました。
○6次産業化を成功させる前にやるべきことで、“心構え”が大切だと
 わかりました。

食品科学科SPHマーケティング研修Ⅰ

10月19日 3、4時間目 食品科学科2・3年生と園芸科学科2年生を対象に、「マーケティング」講話を実施しました。
講師に有限会社 ゴールドシェフ Cooking Adoviser 、東海農政局6次産業化プランナーなど、様々なことを手がけていらっしゃる北村光弘氏をお迎えし、
「現場から見たマーケティングについて」と題して講話をしいただきました。
6次産業化についてや商品開発について、商品のPR方法についてなどを話していただき、お客様に喜んでいただける商品をつくるために必要なことを学ぶことができました。
  
  

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