学校生活 南稜NOW

熊本県産業教育振興会における企業・高校人吉球磨支部の意見交換会参加

 熊本県産業教育振興会における企業・高校の意見交換会に本校生徒、職員が参加させて頂きました。

 熊本県産業教育振興会とは?

目的:本会は、産業界と教育界が一体となり、地域における実践的教育や職業体験実習などを通じて、次世代の地域産業を担う人材を育成し、地域における更なる連携協力と情報交換を行い、産業教育の振興を図り、併せて地域産業の発展に寄与することを目的とする。(熊本県産業教育振興会支部会則より)

 本校のように産業(職業)教育に取り組む学校に対して、実際に産業界で活躍しておられるプロの方々は応援してくださっており、産業教育を学んだ生徒達が、卒業後、実際に活躍できるために教育活動に様々な支援をして頂いています。今回は産業教育に取り組んでいる学校が集まり、それぞれの活動発表を行った上で、意見交換会の中でアドバイスを頂きました。

熊本県産業教育振興会球磨支部長の宮本様の挨拶で始まりました。

球磨中央高校、球磨工業高校の研究発表を拝聴させて頂きました。同じ産業教育でも商業・工業の活動は私たち農業とは少し異なります。それぞれ特徴があり、とても参考になりました。人吉球磨地域は近くに農業・商業・工業を学べる学校があります。今後は連携を図ることでより、成果が上がる活動に取り組みたいと感じました。

本校、総合農業科畜産専攻生の取り組みを3年生が発表しました。堂々とした良い発表でした。

 講評を頂くとともに、意見交換会を行いました。パルティール福寿庵の中村様からは新入社員がよくつまづく、人間関係についてのお話がありました。「自分から見た周りだけではだめ。感謝の心に気付かないから。周りから見た自分のことも考え、周囲の方々のためにという考え方を身につけないとうまくいかない」ということを教わり、生徒だけでなく大人である職員も勉強になる内容でした。

 また、宮本電気株式会社の宮本様からは「1人で悩まないこと。様々な人間がいるから悩むことがあるかもしれない。1人だけで考えて出た答えが辞めますでは協力したくてもできない。会社の人はみんな気持ちよく仕事をしたいと考えているし、そうするための係もいる。悩んだら必ず周りと相談して欲しい」と話されました。

産業教育振興会の方々のお話は社会人を目指す高校生にとって、新鮮で有意義なものばかり。高校生の内から意識し、物事を捉え、身につけたい考え方でした。

熊本県産業教育振興会の方々、ありがとうございました。