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高校生が仕込んだ焼酎の品評会 (2016/1/13)

地元特産の焼酎造りを授業に取り入れているあさぎり町の南稜高校で、酒造会社の杜氏が参加して生徒たちが仕込んだ焼酎の品評会が行われました。

あさぎり町の南稜高校では地元、人吉球磨の文化に関心を持ってもらおうと毎年、食品科学科の3年生が、授業で特産の球磨焼酎づくりをしています。
13日は、酒造会社の杜氏や、国税局の鑑定官室長などが参加して、完成した焼酎の品評会が行われました。
焼酎は地元産のタチハルカという米を原料に、去年の10月から仕込んだものです。
参加した杜氏たちは、生徒たちが作った4種類の焼酎を、道具を使わず、自分の感覚で評価する方法で色や香りを確かめたり、味見をしたりしていました。
生徒たちは未成年なので味見ができず、プロの品評の様子を心配そうに見守っていました。
熊本国税局鑑定官室長の戎智己さんは「非常にいい焼酎ができていました。球磨地方で作った原料米を使って、地元の高校生が作ることは
地域の発展につながると思います」と話していました。

南稜高校では、2年後、焼酎を製造した生徒が成人になるのを待って学校に招待し、試飲会を開くということです。