「南稜焼酎」品評会と意見交換会 投稿日時 : 2017/01/13 投稿者4 食品科学科3年では、学校設定科目「醸造」の授業の中でプラント焼酎の試験製造に取り組んできました。今日の品評会・意見交換会は、これまでの成果を関係機関の方々に報告する場です。 今年度の取組みについて、研究の背景や目的、もろみの変化などについて発表しました。昨年度は麹歩合40%で製造しましたが、今年度は麹歩合30%で仕込んでいます。 熊本国税局課税部鑑定官室長の戎様から、官能評価の目的や実施する際の留意点についてご講話をいただきました。 利き酒する焼酎は、次の4種類です。 A:麹歩合40%、常圧蒸留(H27年度製造) B:麹歩合40%、減圧蒸留(H27年度製造) C:麹歩合30%、常圧蒸留(H28年度製造) D:麹歩合30%、減圧蒸留(H28年度製造) 講師の方々は一言も話すことなく、真剣な表情で利き酒をしていました。生徒たちも緊張した表情でその様子を見守っていました。 また、最も美味しいと感じた焼酎の投票も実施しました。 意見交換会では、麹歩合の違いが酒質に出ている、今年度製造した焼酎にはガス臭が残っているなどの評価を戎様からいただきました。 投票の結果は、A・・・4票、B・・・4票、C・・・1票、D・・・4票 となり、麹歩合を下げたDの焼酎も高く評価されました。ガス臭が強かったCについては、来年の品評会での評価を楽しみにしたいと思います。 生徒たちも香りだけの利き酒を行いました。慣れない焼酎の香りに驚きを隠せない生徒もいましたが、味わうことはできなくても利き酒を楽しめたようです。 多くの関係者の方々のご協力により、今年度の品評会を無事に終えることができました。お忙しい中お越しいただいた熊本国税局の戎様はじめ講師の皆様、本当にありがとうございました。
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