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「熊本県庁(農業土木職)現場見学バスツアー」

  熊本県が主催する「熊本県庁(農業土木職)現場見学バスツアー」は、熊本県庁の業務(農業土木)に興味がある
高校生(大学生・大学院生)を対象に、農業土木職の仕事内容について一層理解を深めることを目的として実施され
ています。昨年より2回目で、今回2人参加をしてきました。

  見学した場所は、農地被害現場(阿蘇市)、橋梁下部工工事現場(阿蘇市)、大切畑ダム(ため池)(西原村)、鼻ぐり
井手(菊陽町)の4ヵ所です。

  農地被害現場では、2mほど道路が断裂し沈下している。また、広範囲に農地にクラック(亀裂)が入り、農業生産が
できない状況でした。農家の収入が無く、一刻も早い復興が必要である。そのため、平成30年には生産が出来る状態
にするそうです。しかし、クラックのしわ寄せや沈下した土壌の復元に技術的な難しさがあるそうです。

  大切畑ダムでは、水が溜まらないように低水管理の様子とドローンを使い上空からの被災状況を確認しました。
被災の調査結果によるとダム内に断層が存在しているため、今後の地震対策を検討すると高度な技術的が必要である
ため、有識者と協議を進めながら復興を進めているそうです。

  橋梁下部工工事現場では、竣工検査の方法を体験的に教えていただきました。

  鼻ぐり井手では、歴史的に貴重な文化遺産である水路の構造の説明と見学を行いました。

  バスの移動中には、県庁職員の業務内容や休暇の過ごし方、採用試験に向けた取り組み方法など教えていただきました。