和牛サミット2日目を迎えました。
午前中は第61回宮崎県畜産共進会の視察を行いました。本校はあさぎり町や人吉球磨の共進会に参加しています。地域の共進会でもプロの農家さんの姿から学ぶことがたくさんあります。今回は私たちが生活する地域と異なる地域の共進会に参加し、牛の違い、牛の仕上げ方の違い、文化の違いを学びました。牛のためにやった方がいいことを見いだし、本校でも実践していきます。
午後からは宮崎県で黒毛和種の一貫経営農家を営まれている鎌田秀利さんの講演を拝聴しました。全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を受賞し、和牛の神様としてNHKの番組「プロフェッショナル」に出演された方です。話の端々に「牛のおかげで~」「周りの人達のおかげで~」という言葉が聞かれました。生徒達は行動することの大切さや謙虚な姿勢の大切さを学んだようです。
次は、講演してくださった鎌田さんを含めたパネルディスカッションでした。パネラーの方はプロの畜産農家は勿論、牛肉の流通に関わる方、牛の指導に関わる方、高校生と様々。パネラーの一人、畜産農家である田中一馬さんは牛を大切に育てる事を行いながら、SNSなどのインターネットを使って新しい牛肉の生産方法や販売方法を確立し、活躍されております。田中さんは高校生の頃「動物が好き」ということで進路を選択したということでした。「生きていく上で大切なものは「運と縁」。興味があったらまず動くこと。動くことで運と縁をつかむことができる 」とおっしゃいました。
今回のパネラーの高校卒業後の進路は民間企業に就職、大学進学、農業の指導員、進学後自営と様々です。農業を通して学びを深めることで農業だけでなく、その人にあった進路選択(キャリアデザイン)がありました。農業を通して学びを深めることは将来の選択の幅を広げることだと感じました。
夜は代表校の取り組み発表等の研修に参加しました。