学校生活 南稜NOW

世代交代!神殿原農場!

 頼りがいがある3年生が卒業前の家庭学習期間に入ったことにより、神殿原農場で授業を行うのは
生産科学科2年生と生産科学科園芸科学科1年生だけとなりました。少し寂しい気もしますが、
牛は生徒を待っています。落ち込んでいる暇はありません。これからは1、2年生が中心となって農場管理を行います。

 3,4限目は1年生産科学科園芸科学科1組が「肉用牛の去勢」を学習しました。先日、2年生が実施した
「観血去勢」とは違って、今回は「無血去勢」。そう、血が出無い去勢方法です。





 柵で牛を保定して、無血去勢器(バルザック)で挟みます。「痛そう~」生徒は直視することが
出来ない様子でした。美味しい肉に育てるために必要なこと。ごめんね、牛さん。


5,6限目は2年生産科学科の畜産専攻生が「搾乳」について学習しました。



乳を生産することは、人間の立場で考えれば「搾乳」。牛の立場で考えれば「泌乳」。
人も牛も「乳を出す」という同じ気持ちになったとき、うまく乳が生産できる。
乳を搾るということは牛と人間の共同作業なのですね。





 乳頭洗いから始まる搾乳実習。どのぐらい時間がかかるかを計測しました。
合い言葉は「クリーン&ドライ」。「牛が心地よい搾乳」を意識しながら取り組むことができました。

これまで農場を引っ張ってくれた3年生はそれぞれの夢に向かって飛び立ちます。
「私たちが引っ張る」そんな気持ちを感じた2年生の実習でした。