2020年2月の記事一覧
卒業生の競演(芸術コース音楽専攻)
2月11日(火)に御船町カルチャーセンターにて、本校芸術コース音楽専攻の卒業生による「バレンタインコンサート」が催されました。この演奏会は、本校で音楽を学び、卒業後も大学等でさらに専門性に磨きをかけてきた有志が、その成果を披露することで御船高校を一層活気づけたいという想いから企画されたものです。
【左から、松井さん・中川さん・水町さん・久保さん・山下さん・友田さん】
ステージでは芸術コース9期生の中川かりんさん〔ファゴット〕、10期生の友田桂豪さん〔パーカッション〕と水町綾花さん〔ファゴット〕、11期生の松井奨真さん〔ピアノ〕と山下真理子さん〔ピアノ〕、12期生の久保明日香さん〔フルート〕らが、優れた技量を披露し観客を魅了しました。また、それぞれの独奏のほかに、ピアノの連弾やバンドトリオ、本校芸術コース1年生の武田祐里さんも交えたファゴット3重奏も演奏されました。
「さすが大学生」というような演奏技量やステージ上での余裕、ダイナミックな表現など、鑑賞した在校生にとっては良い刺激になり、先輩方の姿に憧れを抱いたことと思います。ぜひ将来も音楽を続け、この卒業生のコンサートの舞台に立てるよう、努力を重ねてほしいと思います。
さらに、当日は受付や司会などの運営も卒業生が協力し、会場内には懐かしい面々が集まっているなど、卒業生の絆や愛校心の深さに感激しました。今後も音楽専攻生の活躍の場が広がることを心から期待しています。
【音楽選択】創作の授業で『雨の音楽~12音技法を用いた作曲~』に挑戦中!
現代音楽の中に『12音技法』というものがあります。
12音技法とは、オーストリアの作曲家のシェーンベルクが創始したオクターヴ内の12音を平等に扱う音列技法のことです。
今回はその12音技法を用いて「雨の音楽」の作曲に取り組んでいます。
生徒が手にしている楽器はトーンチャイム。
決められた楽器・音列、創作するテーマ(雨の音楽)が限られている中、音価・強度・音色など思いつく限りの工夫を凝らしながらグループで創作活動に当たっています。
曲を合わせながら創り上げる班、図形楽譜を作る班、メトロノームを用いてテンポの枠組みの中で創り上げる班。
それぞれの班が思い描く、様々な「雨の音楽」に向かって模索しながら、協力体制で創作中です。
(文責:前村)