第69回全P連『京都大会』に参加しました
8月22日(木)~23日(金)、京都市勧業館みやこめっせで、第69回全国高等学校PTA連合会大会『京都大会』が開催されました。熊本県団は前日から京都に入り、夕方は様々な学校と交流を図ることができました。全国から約1万人もの参加ということで、会場2カ所、6種の分科会はどれも大変な人でした。
初日は京都府工業高等学校の吹奏楽部にアトラクションから始まり、御船高校育友会は第3分科会「すぐそこのしごと~ともに考えるSociety5.0において求められる人材像、学びの在り方~」に参加しました。「Society5.0」とは、狩猟社会を(Society 1.0)、農耕社会を(Society 2.0)、工業社会を(Society 3.0)、情報社会を(Society 4.0)とすると、それに続く新たな社会のことで、内閣府はこれを「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」と定義しています。片岡製作所の片岡社長、Classi株式会社の加藤副社長を講師に、岡山大学の中山准教授がコーディネーターとなって、これからの社会に求められる人間の在り方について、抽象的な概念を図示や協議で具体化でき、考えを深めることができました。
2日目は、京都市立塔南高等学校の吹奏楽演奏と、京都府立鳥羽高等学校披講研究部による和歌の披講で開幕しました。平安装束を身にまとった高校生が和歌を吟ずる披講は、全国でも珍しく、京都ならではのアトラクションに皆静かに耳を傾けていました。
その後の基調講演は、日本電算株式会社CEOの永守重信氏が「学校教育・家庭教育に思うこと」という演題で講演をされました。会場が静まり返り、どっと笑う緊張と緩和、息をのむフロンティアスピリッツの商魂に、参加者は一人の親としてというより、一人間として聞き入っている様子が漲っていました。
移動が多く、時に疲労の色も見え隠れしましたが、心身ともに大きな刺激を受けた京都大会となりました。ご参加の皆様、大変お疲れさまでした。