学校行事の様子

令和6年度「倉岳校福祉の日」の学習がありました!  

 10月16日(水)午前、「倉岳校福祉の日」の学習がありました。これは、講話や実習をとおして身近な超高齢社会の問題に目を向け(天草は全国平均の二、三十年先をいっている状況だそうです!)、支え合って生きていくための知識や技能を学ぶため、毎年開催しているものです。今年は社会福祉協議会倉岳支所様から講師として来校いただき、高齢者疑似体験と車椅子体験を行いました。

 まず、全体にお話をいただき、高齢者疑似体験を行うための装具のつけ方と、車椅子を使う際の留意点を教えていただきました。

 その後、男子は車椅子体験、女子は高齢者疑似体験からそれぞれさせていただきました。

 

 腕や膝が曲げにくく、腰が伸ばしにくい状態です。また、視界がわるく音がキャッチしにくくなりました。そこで、服を着たり、床に横になったりしてみました。動きづらそうです。

 車椅子の体験は、これまでしたことがある生徒も何人かいました。

 ブレーキをかけて乗り降りしてもらう、フットレストに足を載せてもらうことが基本で、肘は内側に入れてもらっておくと安全ということでした。ブレーキはハンドルにも付いています。

 声掛けを行って動かすこと、衝撃を少なくし、段差を降りる時には後ろ向きで降りることが大切です。常に、椅子に乗っている方の目線が高い所に向かうようにすることがポイントだそうです。

 車輪を段差に沿わせて押し上げるというコツも話しておられました。

 高い段差や階段は、2人で支えて車椅子ごと下ろします。

 杖をつかれながらの歩行は、腕をしっかり支えて、段差を声で知らせ、杖で確認してもらって少しずつ進みます。

 最後の方では、すれ違う2人組同士、「こんにちはー。」などと和やかに声を掛け合う姿も見られました。生徒たちは皆丁寧にサポートしており、心が温かくなるような日となりました。これからも、身の回りの方、町で困っている方がおられたら、今日学んだことを生かして積極的に動いていってくれることと思います。職員も人ごとではなく、大変勉強になりました。 

 社会福祉協議会倉岳支所の皆様、機具等のご準備からご指導まで、大変お世話になりました。ありがとうございました。