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分校同盟~小さな学校同士、地域について学び交流を深める~
12月10日(水)、熊本県立高校OneTeamプロジェクト「分校同盟~小さな学校同士、地域について学び交流を深める~」の一環で、人吉高校五木分校体育館に、人吉高等学校五木分校、八代農業高校泉分校、天草高校倉岳校の3つの分校が集いました。開会行事では、ホスト校である人吉高校五木分校の教頭先生から、歓迎の言葉と今回の研修の目 的について、お話をいただきました。
研修1では、3校の生徒・職員を8班に分け、ボッチャの試合を通して親睦を深めました。最初は、緊張した面持ちでしたが、試合が進むにつれ、笑顔や歓声が上がるようになり、表情も和らいでいました。
研修①のあとは、学校の隣の「五木温泉夢唄」の会議室に移動し、班ごとに昼食をとりました。昼食のあとは、「五木村歴史文化交流館 ヒストリアテラス五木谷」の館長 福原博信様から講話をうかがいました。五木村の歴史や生活文化の概要を教えていただき、生徒たちは、大切なところをメモしながら真剣に話を聞いていました。
そして、昼食と講話のあとは、2グループに分かれて、研修②の五木村フィールドワークを行いました。
「五木村歴史文化交流館 ヒストリアテラス五木谷」では、講話に引き続き、館長の福原様による展示品の解説が行われました。五木村の地形や縄文時代から現代に続く生活の様子についてのお話をうかがいました。展示品の中には、江戸時代の天保7年(1836年)に天草の富岡から役人が五箇荘へ踏み絵実施のために往復した時の紀行文、『五箇荘紀行』の中の、「焼き畑前の準備の様子」を描いた彩色絵も展示してあり、天草と五木村の繋がりに驚いている生徒もいました。短時間ではありましたが、五木村に対する関心が高まったようでした。
また、「道の駅 子守歌の里 五木」では、特産品の見学、及び周辺施設を散策しました。伝統的な茅葺屋根の住居、その背後の標高1000mを超える山の景色、一つ一つが生徒には新鮮に映っていたと思います。また、五木村の特産品の一つである豆腐を使ったアイスや、幻の柑橘「くねぶ」を使った商品を購入している生徒もいました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、閉会行事となりました。もう一度、昼食を食べた会場に集合し、八代農業高校泉分校の教頭先生から、研修の中で印象に残っていることを振り返り、生徒一人一人の研修の目的の達成状況を見つめるお話をいただきました。
最後は、3校の生徒そろっての写真撮影です。
今回の分校同盟で、学校のある地域の歴史や文化を学芸員の方の話や実物を見て学ぶことができた体験は、生徒にとって、とても貴重なものだったと思います。このことで、倉校生の倉岳町に対する興味や関心も、より高まったのではないかと思います。来年には、倉岳町に「天草戦国ミュージアム」が開設されます。倉岳校でも、この機会を活用して地域のことを学び、地域に対する誇りや愛着を深める活動ができればと考えています。
熊本県教育情報システム
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総務部ホームページ係