本日、6限目に全校生徒対象に交通安全教育講話を実施しました。天草警察署倉岳駐在所の方を講師としてお招きし、自転車の交通安全ならびに闇バイト防止に関するお話をいただきました。

　まず、自転車の交通安全について、熊本県内で実際にあった自転車事故の事例やヘルメットの着用率など、具体的な数値を示しながら教えていただきました。熊本県内は小・中学生のヘルメット着用率が高い一方で、高校生の着用率が10%未満というお話でした。学校への通学時だけでなく、休日に自転車を利用する際にもヘルメットを着用するようにしましょう！

　次に、闇バイトについてお話をいただきました。近年、高校生を「受け子」や「出し子」として利用し、組織犯罪に加担させる事件が増加しているそうです。熊本県の最低賃金が952円（令和6年10月5日現在）であることから、時給2000円以上の高額バイトの案内を見かけたら危険なアルバイトかもしれないと疑うよう助言をいただきました。犯罪を起こした場合、必ずその被害者がいます。今回は、具体的な被害の一例として、息子を装った特殊詐欺により3000万円をだまし取られた方のお話を紹介していただきました。人の親切心につけ込む犯罪には、絶対に加担してはいけません。倉校生の皆さんには、自分自身と大切な人を守れるように正しい知識を身に付けていって欲しいと思います。

　最後に、体育・保健委員長(交通担当)から謝辞を述べ、講演は無事に終了しました。今回の講演で、交通安全と闇バイトについて多くを学び得ることができたと思います。社会で起きている事件や事故にも目を向け、自分が同じ被害に遭わないよう、危機回避スキルを身に付けていって下さいね。