本日、２年生の生物基礎の授業で探究活動を行いました。内容は肝臓に含まれる「カタラーゼ」という酵素の反応性について調査するというものです。本実験は化学との関連が深いため、化学式や化学反応式の書き方、pHや酸・塩基についても平行して学習し、科目間の連携（化学×生物のクロスカリキュラム）を図りながら実施しました。

　今回の探究活動の流れとしては、教員側から与えられる「MISSION（探究課題）」に各班なりの答えを見出すために、生徒自身が実験計画を考案し、学校にある実験器具や試薬を自由に使って実験活動を行いました。

〇実験器具を探す様子

〇肝臓片を試験管に入れる様子

〇試薬を計り取る様子

〇試薬と肝臓片を反応させている様子

　２時間かけて考案した実験計画でしたが、実際に実験をしてみると足りない器具があったり、実験手順に間違いがあったりと、たくさんの気づきがあったようです。通常、教員側が準備した実験手順通りに生徒実験を行うことが多いですが、今回初めて実験計画を立てる経験をしたことで、簡単な研究者体験ができたのではないでしょうか。複数の試薬の計り取りやガスバーナーでの加熱など多くの操作がありましたが、２年生は実験器具の扱い方にも慣れてきて、本物の研究者みたいでした！（写真もキマってますね！）

　今後の総合的な探究の時間で行う探究活動でも今回の実験で得た学びを活かしてくれることを願っています！