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1年生漁業体験教室が開かれました!
10月17日(木)の午前、1年生を対象にして漁業体験教室が開かれました。これは、天草地区漁業士会の方々が主催してくださり毎年開かれているもので、魚類養殖場の現場を見学し、養殖の専門的なお話を伺い、魚のさばき方、魚食体験、生産される方々との交流をとおして、生徒の地元産業への関心を高めるために行われています。
はじめに、龍ヶ岳町にある尾上水産様の養殖筏(いかだ)まで海上タクシーで移動し、養殖について様々なお話を伺いました。そして、実際にマダイの筏で給餌体験をさせていただきました。通常は、時間が来たら自動で指定した量がタンクから出て給餌されているとのことです。また、海水の状況(水温や酸素濃度等)を継続して自動的に計測し、データをとっておられる装置も見ることができました。その値によって赤潮の発生の兆しを知ったり、エサの量を抑えたりされているとのことです。
生徒たちがスコップで直接エサを蒔くと、魚たちは争うように盛んに食べていました。魚たちの成長の度合いを見ながら大切に育てられ、3年ほどで大きくなったものを出荷されます。また、別の筏ではカンパチに、冷凍イワシと粉状のエサを独自に機械で瞬時に混ぜて、放出し与えられていました。手際よく作業しておられる姿が印象的でした。
その後、栖本町にある 熊本県海水養殖漁業協同組合栖本事業所に移動しました。(移動の際の漁船の動きも力強く、操作されるのが絶妙でした!)そちらではまず、マダイの神経抜きを体験させていただきました。魚の鮮度を保つための方法で、やり方の模範を拝見した後、ご指導を受けながら実際に挑戦しました。魚の命と正面から向き合い、なるべく苦しまないように素早くなさっている様子が心に残っています。
そして、事業所内の加工工場で、半身の切り身を作っておられる様子を見学しました。先進的な工場で大きな販路につなげておられ、香港には翌日、アメリカにも2日で届けられるという話でした。
そして、スライドで漁業士会の方々のお姿を拝見し、日々の仕事内容や、事前に生徒たちからお出ししていた質問に対しての答えを伺うことができました。魚を育てる過程には様々な工夫とご配慮があることがわかりました。
その後、魚の三枚おろし、小骨きり、刺身に切り出す体験を全員させていただきました。一匹の大きな魚のさばき方の手本を拝見し、一人一人がご指導を受けながら、自分の手でお刺身にすることができ、生徒たちもとてもうれしそうでした!(自分で魚をさばくのは、ほとんどの生徒が初めてでした。)
今回の教室では、天草の漁業士会の皆様に大変お世話になりました。天草の豊かな水産資源を、大切に守り育てておられることを知った今回の貴重な経験を、これからの生活や進路に生かしていかねばと感じました。調整をしてくださった熊本県天草広域本部農林水産部水産課の皆様、海上タクシーを運航してくださった御所浦の方々も、大変お世話になりました。ありがとうございました!
学校に帰ってから、LHRの時間に食べさせていただいたところです。とても美味しかったです!ありがとうございました。
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