学校からのおしらせ

2020年5月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その13)

 来週11日(月)の登校日に向けて、保健室から「保健だより」と「健康観察シート」の起案が上がってきました。

「保健だより」には、今の時期ならではの感染症予防対策と熱中症予防のための対策が載っていますので、保護者の方々にも是非お読みいただければと思います。私も解説に目を通しながらハッ!と気づいたことですが、最近はマスクを着けている時間が長いため、水分補給がおろそかになっています。皆さんそんなことはありませんか!?

 薫風の季節となりましたが、日中の最高気温は30度前後になることもあり寒暖差が大きい季節でもあります。特に、今は室内で過ごすことも多いでしょうが、室内であっても熱中症に対する注意は必要です。コロナだけでなく、他の疾病予防にも気を払っていきましょう。そのためにも、日常の健康状態の把握と健康管理が大切です。保健室作成の「健康観察シート」が役に立つことと思いますので、どうぞご活用ください。

    令和2年5月8日

     熊本聾学校 校長 五瀬 浩

今、熊聾では・・・(その12)

 4月30日(木)、登校日の午後に職員研修として「防災研修」と「学習支援・心のケア研修」を行いました。休校期間中という非常時であっても、必要性の高い事柄については、①密を避け、②換気に気を付けながら研修を進めています。

 防災研修では3人の講師(工藤先生、林田先生、千場教頭先生)から防災教育に関する基本的な考え方、校内防災体制と各人の役割、非常用持出し袋等について説明があり、再確認することができました。天災は時と場所を選びません。防災の予防対策を進めることはもちろん大切ですが、緊急事態宣言が発令されている今の状況下で大規模災害が起きないことを先ずは祈っています。

 学習支援・心のケア研修についてですが、こちらも3人の講師(松下先生、橋本先生、犬塚先生)から説明をしてもらいました。既に本校のホームページから動画等の配信を試みているところですが、今後更に充実させていくための仕組みやマニュアル、著作権の取扱いについて学びました。著作権の課題がかなりクリアできたので、今後多様な動画配信が可能になると思われます。しかしながら、各家庭のインターネット環境には違いがあります。インターネット閲覧ができない御家庭に対しましては、動画を収録したDVDの配付及び機器の貸出ができるよう準備しているところです。

 

令和2年5月7日        

熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その11)

 4月30日(木)、「透明マスク」に関してTKUテレビ熊本から取材がありました。そして、同日夕刻の番組の中で教室での様子やインタビュー場面等が映像で流れました。放送の中でも私が一番嬉しかったところは、番組キャスターが最後に、「表情も手話の文法のひとつである」ことを付け加えられたところです。取材を受けたことで、聴覚障がいのこと、手話のこと等を広く知っていただくための一助になったと思います。

 さらに、胸が温かくなるエピソードがあります。昨夕のテレビを見て透明マスクのことをお知りになったI様(益城町在住)が、「困ってらっしゃるでしょうから・・」とおっしゃって、透明マスク50枚を本日午前中、本校に届けてくださいました。驚きと同時に、人の優しさ・温かさに触れる幸せな時間をいただきました。I様、本当にありがとうございました。

 新型コロナウイルスは人と人を切り離し、遠ざけようとする厄介者ですが、こんな困難な時こそ、相手を思いやる心、助けあう心、励ましあう心を大切にしたいものです。

 暦の上では、ゴールデンウィーク真っ只中ですが、実際には5月いっぱい休みが続きます。本来であれば思いっきり遊びたいこの時期ですが、今しばらくが正念場です。必ずや耐えた先に学校再開があることを信じて、今を乗り切っていきましょう!


令和2年5月1日       

熊本聾学校 校長 五瀬 浩