つなぐ・つながる・つくりだす
2021年3月の記事一覧
今、熊聾では・・・(その202)
朝、校長室に入ると桜のつぼみをたくわえた一輪挿しが目に留まりました。
いつも季節の花を生けてくださる先生のお心遣いです。
この桜は、解体された技術工芸棟の前にあった大木の桜の枝で、伐採された時の枝をかき集めて今日まで大切に保管されていたそうです。
決して、折ってきた桜の枝ではありませんので…。
「桜切る〇〇、梅切らぬ〇〇」という諺を思い出しました。
令和3年3月10日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その201)
【くまひゃくプロジェクト②】
本校職員が学校の課題として捉えている事柄をカテゴライズし、絞り込んだ8項目は以下の項目です。
次の作業として、これら8項目の課題解決のための方策(64項目)を全教職員で検討・共有し、個々の行動目標を決めていきました。これは、現在アメリカ大リーグで活躍している大谷翔平選手が高校生時代に用いたオープンウィンドウ64(マンダラチャートとも言います。)という手法で、学校活性化に向けた取組にも大いに活用することができるものです。
令和3年3月9日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その200)
【くまひゃくプロジェクト①】
熊聾教職員は、「魅力ある熊聾教育の創造」をテーマとして、これまで約3年にわたり、学校が抱える課題に対して個人レベルで、あるいは分掌部等の組織として取組可能な行動目標を設定し、実践を重ねてきました。魅力のある教育活動を展開していくことによって、本校の活性化につながると考えての取組であり、校内では「くまろう100人プロジェクト(くまひゃく)」と呼んでいます。
取組初年度は、先ずはプロジェクトの目的を確認し、課題の洗い出し(8項目)のために日頃から先生たちが感じている課題を思いつくだけ、付箋紙に書き出す作業から始まりました。
約20分間の短い時間に500枚近い付箋が集まったことは、先生たちの関心と意欲の高さの表れでした。
令和3年3月8日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その199)
3月1日、高等部卒業式を行いました。
コロナ禍にあっての開催でしたので、感染防止のためのマスク着用、参加者人数制限、換気、時間短縮などの対策を講じながらの卒業式となりました。
立派に成長した卒業生8人の姿を、在校生や御家族、他学部の職員・保護者の方々にも間近で見ていただきたかったのですが、昨年に引き続き今年もそれが叶いませんでした。
そこで、当日撮った映像をダイジェスト版にして、期間限定で配信してみようと、情報管理部担当者が映像を現在編集中です。配信の準備が整い次第、学校安心メールで視聴方法等についてお知らせしますので、今しばらくお待ちください。
乞う御期待!
令和3年3月5日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その198)
2月25日(木)、共同教室にて寄宿舎の送別夕食会がありました。
現在は、コロナ禍にあって、個室で舎食をとることが日常となっていますが、この日の夕食会では、本当に久しぶりに舎生全員が一堂に会し、楽しく会食を行うことが出来、顔を合わせて食事をすることの大切さをあらためて感じました。
会食後は思い出のVTRで寄宿舎生活を振り返り、在校生から卒業生に向けてのお祝いの言葉、卒業生一人ひとりからのあいさつ、そして記念品贈呈などのプログラムで会が進みました。場の設定が良かったこともあるのでしょうが、本当に感動的な夕食会となりました。スライドを見て涙を浮かべる舎生もいました。記念品を贈呈した後に、涙をこらえきれず顔を覆う小学生の姿もありました。思わず私も目頭が熱くなりました。
このような寄宿舎の行事を通して、寄宿舎の一体感が生まれることは間違いありません。心の成長につながるとても良い企画でした。
卒業生からは、これまでの寄宿舎生活での思い出や先生方への感謝の言葉も多く聞かれました。指導員や舎監の先生方に反発したり、困らせたりしたことなども述べてくれました。卒業生からの言葉をあの場で聞かれた寄宿舎の先生方、舎監の先生方はきっと御苦労が報われたことと思います。寄宿舎の先生方、舎監の先生方にはあらためて日頃のお取組に感謝いたします。
来年はできるだけ多くの先生方が夕食会に参加できるようになることを願っています。
令和3年3月4日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子