学校からのおしらせ

2020年6月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その45)

 非常時を想定した訓練として、先週水曜日には寄宿舎避難訓練、金曜日にはシェイクアウト訓練を行いました。いずれの訓練も日時を予告しており、方法を伝えたうえでの訓練でしたので、スムーズに進めることができました。突発的な事態に対応する力を身につけるためにも、定期的な訓練は意味のあるものですが、子供たちは実に真剣な表情で訓練に臨んでいました。
 先ずは自分の命を守ることを主眼に、防災に対する意識を更に高めていけるよう、訓練後のフィードバックにも取り組んでいきたいと思います。
 

令和2年6月23日   

熊本聾学校 五瀬 浩

 

今、熊聾では・・・(その44)

 先週、熊本市東消防署から3体のダミー人形をお借りし、幼稚部ホールにて「心肺蘇生法」とAED使い方について演習を行いました。
 救命措置の手順や内容は科学的見地や技術の進歩等で変わっていくこともありますので、常に最新の手順や方法等については知っておいた方が良いでしょう。
 私が大学生の頃、遠泳実習と併せて人命救助の演習があったのですが、当時は、生身の学生同士で救助者役と要救助者役になり、気道確保のために砂浜を掘って、そこに要救助者の頭を置き、口にガーゼを当てて息を吹き込む(他人の生温かい息が吹き込まれる)といった実習をやっていました。今では考えられないですね。遠い記憶ですが忘れることができません…。
 

令和2年6月22日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その43)

 6月の学校再開後、透明マスクやファイスシールドの活用については、本校のみならず国内外でもメディアに取り上げられ話題となっています。しかし、最近過剰な対応をしすぎているのではという事例を見聞きすることがあります。批判的な内容を具体的に示すと差し障りがありそうなのでここでは控えますが、少なくとも本校内では教職員間でそのことを整理しようと思い、先生方の意見を反映させた「マスク使用に係る確認事項」を昨日の職員会議で説明したところです。
 新型コロナを完全に防御しようとすれば、かなりの重装備をしなければならないでしょう。しかし、現実的にはそのようなことは不可能です。現在の県内感染状況も念頭に置き、マスクの効用等も考慮しながら聾学校としてのマスクの使用の在り方については聞こえる子供たちが通う学校とは異なる対応をとらざるを得ないと考えています。
 

令和2年6月19日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その42)

 梅雨時の代表的な花として「アジサイ」が頭に浮かぶ人は多いと思います。本校内には種類や色の異なるアジサイが数カ所にありありますので、毎年私たちを楽しませてくれます。見ごろのピークは過ぎた感がありますが、もうしばらくは私たちを癒してくれそうです。校長室の生け花もこの時期アジサイが途切れることはありません。
 一般的にアジサイの花の色は酸性土壌になると青色に、アルカリ性土壌になると赤くなると言われています。リトマス試験紙の反応とは逆と覚えておけばいいですね。リトマス紙の色の変わり方を間違えて覚えてしまうと元も子もありませんが…。
 

令和2年6月18日   

熊本聾学校 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その41)

 幼稚部の子供たち…「おはようございます」「こんにちは」のあいさつが板についてきたように感じます。
 昨日、廊下で私を見つけたA君が、「あっ、こうちょうせんせいだ! おはようございます」と声をかけてくれました。昨年までは私のことを「社長!」と呼んでくれていたのが、最近は「社長!」の言葉が聞かれなくなりました。ちょっと寂しくもあり、嬉しくもありです。
 さて、「校長」の手話のひとつに、片方の手の甲の上に、もう片方の手の親指(女性であれば小指)を立てて乗せる表現があります。くれぐれも親指を立てて表現してください。親指を曲げると「おじいちゃん校長」になりますので…。 
 

令和2年6月17日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩