学校からのおしらせ

2020年9月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その91)

 全国高校生手話パフォーマンス甲子園本選出場については以前お知らせしたとおりですが、本選審査用のビデオ収録作業が終わりました。
 生徒たちのパフォーマンスの映りばえが少しでも良くなるようにと、背景が綺麗な共同教室内で撮影を行ったのですが、大観衆を前に演技するわけでもありませんので、部員たちは緊張することなく普段どおりの力が発揮できていたように思います。それにしても、手話落語部員たちの豊かな表情や所作には驚かされます。練習で培ってきた部分は当然あるのでしょうが、聴覚に障がいがあるが故に必然的に身についてきた彼らの観察力や表現力は簡単に真似できないほどの凄さがあります。
 さあ、このあとは9月27日の審査結果を待つのみです。
 皆で良い知らせがあることを祈りましょう!

令和2年9月14日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その90)

 県議会が開催される9月11日(金)から10月8日(木)までの間、県庁本館東側にある県議会棟1階に、本校の幼児児童生徒の作品や学校紹介のパネル等が展示されます。
 議会棟を訪れる方々に対して、熊本聾学校をPRできる貴重な機会と捉え、子供たちの輝く姿、聴覚障がい教育のセンター的役割を担って活動している様子等をアピールできればと考えています。
 県議会棟を訪ねることは滅多にないとは思いますが、お知り合いの方にもどうぞ宣伝していただければ幸いです。

 

    令和2年9月11日       
       熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その89)

 高等部本科理容科3年生は、6月からmyハサミを持って実習を積んできていますが、2学期に入ってから初めて人をモデルにした実習が始まりました。
 M君の初めてのモデルは教頭先生でしたので、いろんな意味で緊張した時間となったようです。技術を伸ばしていくためには何よりも経験を重ねることです。そのためにも、他の先生方の協力を是非ともお願いしたいと思っています。


令和2年9月10日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その88)

 過ぎてみれば本校関係では大きな被害を受けなかった台風10号ですが、事前には台風被害の心配とは別に、福祉子ども避難所を開設しなければならないかも‥という想定も頭の隅にありました。
 本校は平成31年1月に熊本市と当時の熊本市内の特別支援学校間で災害時における学校施設の福祉子ども避難利用に関する基本協定書・覚書を取り交わしています。地震や風水害等の災害が発生し、災害救助法の適用を受けた場合等において、本校の施設を「福祉子ども避難所」として利用することができるというものです。
7日(月)のテレビ報道では、コロナ禍ということもあって受入人数に制限があり、避難所に入れなかった方がいらっしゃることを知り、胸が痛みました。いろいろと考えさせられることが私たちの身近で起きています。
 台風10号に関連しては、福祉子ども避難所開設とはなりませんでしたが、日頃からシミュレートしておくことはとても大切なことです。今回の幾つかの気づきを今後の取組に反映させていきたいと考えています。

 
令和2年9月9日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その87)

 旧寄宿舎及び旧厨房の解体後の跡地ですが、今年度中には運動場として整備され、体育の授業はもちろん、部活動その他様々な活動に利用が可能となります。
 なお、今週から工事のための現場事務所がグラウンド東側に設置されます。安全を第一に考え、子供たちとの動線が交わらないよう、工事用車両等の出入りは東側道路からとしています。
 現在は、石ころや草で覆われていますが、綺麗な運動場として生まれ変わっていく様と子供たちが生き生きと思いっきり活動している様子を思い浮かべながら、整備後のグラウンドの姿を夢見ています。
 

令和2年9月8日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その86)

 本日は臨時休校となっています。
 この原稿は台風10号の影響を心配しながら、9月4日(金)に書いているところです。
 先週金曜日の午前中に休校判断をし、保護者の皆様へお知らせしたところですが、無事でお過ごしでしょうか。子供たちも怖い思いをしているのではないでしょうか。子供たちや御家族の皆様、そして職員の安全と無事を祈りながら、台風が早く過ぎ去ること被害が酷くならないことを願うばかりです。
 現時点では、8日は平常日課としていますが、台風の状況や校舎の被害状況等によっては、休校延長などが考えられますので、学校からの安心メールやホームページの情報をチェックしていただきますよう、よろしくお願いします。

 
     令和2年9月7日         
       熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その85)

 本校では毎年「一人一授業」の実践に取り組んでいます。
 教科指導等を行う全教師が1年間に最低1回は授業を公開し、他学部からの参観もいただきながら、放課後には授業研究会を実施するものです。
 公開授業と授業研究会、さらには普段の意見交換・情報交換等を通して、私たちが自らの授業力を高めることが「一人一授業」の最大の狙いです。
 9月2日には、小学部の2クラス(3年生「算数」、4年生「国語」)で公開授業がありました。どの子もしっかりとその時間の目当てをもって、真剣な態度で、そして随所で思考しながら授業に参加していました。子供たちの様子からは「分かりたい!」「分かって嬉しい」気持ちがひしひしと伝わってくるものがあり、わかる授業づくりのために私たち教師は日々研鑽していかなければならないことをつくづく感じました。


     令和2年9月4日       
       熊本聾学校 校長 五瀬 浩

 

今、熊聾では・・・(その84)

 毎日お世話になっている給食ですが、寄宿舎棟と繋がっている厨房内で、本校・盲学校及び熊本はばたき高等支援学校の3校分の給食が作られています。幼児児童生徒及び職員の数を合わせて、毎日約480食が作られています。(将来的には600食程度となる見込みです。)また、本校と盲学校の寄宿舎生の舎食も賄ってもらっています。
 食数の増加に伴い、昨年度から給食の運搬方法が給食専用車による配送に変わったのですが、そのことによって給食の積み下ろし時の課題もありました。そこで、スムーズな給食配送と安全な作業ができるようにと、本校の幼小棟・中高棟それぞれの給食受け庫側にあったスロープを改修し、専用車を近づけて直接荷作業できるような形に造り変えました。
 あまり目立たない箇所かもしれませんが、安全安心を目指した取組のひとつです。

 令和2年9月3日       
  熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その83)

 突如、幼稚部にアイスクリーム屋さんが開店しました。
 昼休みに年長(5歳児)クラスの子たちが数人で私を呼びに来てくれましたので、早速部屋に入ると沢山の種類のアイスクリーム(見本)が並んでいました。
 もともとは個別指導用に作った絵カード教材だったらしいのですが、子供たちがお店屋さんごっこに発展させたということで、意気揚々とお店の人になりきって注文を取っていました。
 どの子もお客さんよりもお店の人をしたいらしく、どうやらお客さんがいなくなって私を呼びに来たという流れでした。
 まだまだアイスクリームが美味しい時節ですので、しばらくは閉店ガラガラ~とはならないようです。

 
     令和2年9月2日       
       熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その82)

 9月1日は防災の日です。防災の日は「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深めこれに対処する心構えを準備する」ことを目的として制定された啓発の日です。この日は、大正12年9月1日に発生した関東大震災にちなんだものであることは広く知られているところです。
 さて、折しも大型で強い勢力を持った台風9号が明日(2日)から明後日(3日)にかけて九州地方に接近する可能性があります。日本近海の海水温度が高いことから勢力を強めながら北上しており、最大風速70mという暴風を伴う台風ということで、最大限の注意を払わないといけません。
 学校では、昨日から校舎周りを点検し、学校とその周辺にも被害が及ばないよう対策をしているところです。御家庭におかれましても、くれぐれも御用心ください。


令和2年9月1日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩