学校からのおしらせ

今、熊聾では・・・(その88)

 過ぎてみれば本校関係では大きな被害を受けなかった台風10号ですが、事前には台風被害の心配とは別に、福祉子ども避難所を開設しなければならないかも‥という想定も頭の隅にありました。
 本校は平成31年1月に熊本市と当時の熊本市内の特別支援学校間で災害時における学校施設の福祉子ども避難利用に関する基本協定書・覚書を取り交わしています。地震や風水害等の災害が発生し、災害救助法の適用を受けた場合等において、本校の施設を「福祉子ども避難所」として利用することができるというものです。
7日(月)のテレビ報道では、コロナ禍ということもあって受入人数に制限があり、避難所に入れなかった方がいらっしゃることを知り、胸が痛みました。いろいろと考えさせられることが私たちの身近で起きています。
 台風10号に関連しては、福祉子ども避難所開設とはなりませんでしたが、日頃からシミュレートしておくことはとても大切なことです。今回の幾つかの気づきを今後の取組に反映させていきたいと考えています。

 
令和2年9月9日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩