学校からのおしらせ

2021年5月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その247)

 5月27日(木)、火災避難訓練を実施しました。

 雨天でしたので、グラウンドへの避難は行わず、学部毎に分散し避難・集合した後、各クラスで事後指導を行いました。今回の訓練の目的は避難経路、待機場所、情報保障、支援体制等の確認と安全に避難するための行動や知識を身につけることが主な目的でした。事前に知らせての訓練でしたのでスムーズに避難できましたが、実際に火災が起きるときは時間や場所を教えてはくれませんし、天気も選びません。

 今回の訓練の反省を今後に生かし、対応していきたいと思います。

 
令和3年5月31日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その246)

 少し前のことになりますが、本校寄宿舎では新型コロナウイルス感染症対策に係る熊本県リスクレベルが「レベル5警戒警報」となったことを機に、通学路を変更して対応しています。

 以前は、盲学校の児童生徒さん達と同じく西側の出入口を利用していましたが、感染拡大のリスクを少しでも下げようという目的で、両校の子供たちの動線を離すことにしました。

 現在、本校の寄宿舎生は東側の玄関を利用し、グラウンドを沿うようにして登下校しています。昨年度までに第2グラウンドが整備されていたお陰で、スムーズに登下校ができていることは有難いことです。

 少しでも早く、盲聾両校の子供たちが同じ出入口を利用できるようになることを願うばかりです。

 
令和3年5月28日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その245)

 高校総体に出場する高3生の激励に行きました。先週はバドミントン部を、そして今週は陸上部を訪問し、選手たちへの言葉かけをしてきました。

 参加する生徒たちが自己ベストを出せば、準決勝・決勝に残れる可能性があるということです。当日の健闘を祈ります。私は応援には行けない分、自宅からエールを送ることにします。

 僅かな晴れの日の練習を心待ちにしていたのは高3生だけではなく、他の生徒たちも同じようで、練習に没頭していました。

 

令和3年5月27日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その244)

 オンラインでの授業や会議が進められるように、2日間にわたり教職員向けの研修を行いました。

 学校に派遣されているICT支援員の方を講師として、「Google classroom」や「Google Meet」等について、その概要や基本的な操作を学びました。

 私にとっては、1回の研修参加では熟知するまでに程遠い感じでした。「習うより慣れよ」ということでしょう。

 
令和3年5月26日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その243)

 本校卒業生のTさん、Oさんが教育実習生として教壇に立つことになります。

 昨日の職員朝会で実習生に自己紹介をしてもらいましたが、二人とも緊張した面持ちで挨拶をしてくれました。
 幼稚部から高等部までを本校で過ごした生え抜きの卒業生が、教師を目指してくれていることに喜びを感じます。これからの実習で様々なことを吸収し、充実した実習になることを願っています。

 
令和3年5月25日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その242)

 梅雨に入り、雨の日が多くなってきました。(当然と言えば当然ですね…)

 雨の日でも気分が憂鬱にならないのは幼稚部の子供たちです。3歳児クラス(赤組)の子供たち6人が、長靴をはき、傘を差し、レインコートを着て、雨の日探検に出かけていました。水たまりでバシャバシャと水を弾き、はしゃぐ子供たちを見ていると、なんとも心が和みます。

 何か発見できたかな?!

 
令和3年5月24日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その241)

 小国支援学校から「校歌に手話をつけてほしい。」との依頼がありました。

 コロナ禍の中、歌唱の時に声を出せない状況があるため、歌詞に手話をつけることで、子供たちの生き生きした表情が見られるだろうという想いからの相談でした。現在、御依頼に応えられるよう本校数名の職員が頑張っているところです。小国支援学校の皆様、乞うご期待!もう少しお待ちくださいませ。

(手話歌作成担当の本校職員のハードルを上げたかも…)

 

 さて、手話歌に関しては、1990年代頃に手話歌の是非について議論があったことをおぼろげながら記憶しています。手話を広めるという意味では一役買っているのでしょうが、一方で戸惑っている「ろう者」がいらっしゃることも事実です。

 もともと歌詞は日本語で書かれています。それらの歌詞に日本語に対応する手話単語を単純に並べていくだけで手話歌になるかと言えばそうではないと私は思っています。手話は大きく分けると2つあります。ひとつは日本語の文法に従って単語ごとに手の動きを当てはめ、日本語を話しながら行う日本語対応手話です。本校の多くの職員は聴こえる教員(聴者)ですので、この日本語対応手話を中心に用いています。ほとんどの手話歌には、この日本語対応手話が用いられています。もうひとつは、日本手話というもので、日本語とは全く文法体系が異なる別の言語で、ろう者のコミュニティの中から自然に作り上げられてきたものです。

 少なくとも私たち教職員は、この2つの異なる手話のことを知っておかないと、子供たちに正確な情報が伝わらないばかりか、全く逆の意味に伝わってしまうなど大変なことが起きてしまいます。

 聴者である教員が日本手話を駆使できるようになるには、相当な努力と日本手話の環境が整うこと等々が必要でしょう。日本手話が堪能とまではいかなくとも、日本手話に敬意を払いつつ、日本手話についての学びを続けることは必要だと思います。地道に学びを続けて参りましょう。 

 令和3年5月21日        

 熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その240)

 本年度の県高等学校総合体育大会は無観客で開催されることが決まりました。

 本校生徒たちが関係する種目として、バドミントンは23日(日)にシングルスの試合が「熊本県立体育館」で行われます。陸上競技は今月29日(土)、30日(日)に「えがお健康スタジアム」にて行われ、本校からは100m、200m、走り幅跳びに出場します。

 無観客ではありますが、試合ができることは選手たちにとっては何よりの救いです。保護者の皆様も熊聾職員も応援には行けませんが、生徒たちの健闘を祈り、エールを送りましょう!

 また、県高等学校総合文化祭は形態を変えての開催となります。特別支援学校関係では作品展示が当初は予定されていましたが、取りやめとなりました。今後は他の場面を利用して、生徒たちの輝く作品や姿を発信できればと思っています。

 
令和3年5月20日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その239)

 高等部2年生の家庭科の授業で、生徒たちが高齢者の疑似体験を行っている様子を見かけました。指定された箇所、廊下、階段を通って教室に帰ってくる間に、生徒たちはお年寄りや障がいのある方たちの困りを実感したようです。

 以下は、事後の生徒たちの感想です。

 

  ・階段を下る時が怖かった。

  ・コミュニケーションをとるのが難しかった。

  ・文字が見えづらく、手指の作業も不便で驚きました。
 

 本校の幼児児童生徒たちは自らの障がい(聴覚障がい)について小さい時から系統的に学んでいきますが、他障がいについて理解を深めることもとても大切なことですね。

 
令和3年5月19日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その238)

 昨年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、2カ月余りの臨時休校を余儀なくされました。今年は臨時休校までには至っていないものの、昨年よりも拡大状況は日増しに深刻化しているように感じます。

 先週、中学部では臨時休校等の事態に備えて、新しく配備されたパソコンや個人アカウントを用いたリモート学習のオリエンテーションを行いました。

令和3年5月18日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その237)

 今年の梅雨入りですが、九州南部は過去2番目の早さで梅雨入りおり、熊本地方の梅雨入りも間近だと思われます。

 長雨になると外で体を動かす機会が減ってしまいますので、外遊びが大好きな子供たちにとっては僅かな晴れ間や曇天も有難いものです。

 さて、「あそび」という言葉から思い出したのですが、熊本県手話通訳問題研究会(熊通研)の前会長である梶原初子様(故人)から、6年ほど前に「あそべ あそべ」と描かれた葉画(はが)をいただきました。作品の製作者は熊通研会員のTさんということを伺っています。

 葉画という名のとおり、葉っぱの色や形をそのまま活かして描かれた絵画です。実際の作品を見ると、沢山の動物たちが仲良く楽しそうに列車に乗っている様子が繊細に描かれており、とても素晴らしい作品です。これまで、子供たちの目に触れにくいところにありましたので、掲示場所を検討したいと思っています。

 

令和3年5月15日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その236)

 5月13日(木)、九州地区聴覚障害教育研究会(九聴研と呼称しています)関係の会議が行われました。終日、校長室にて参加したのですが、他の九州地区の校長先生及び各校運営委員の先生方による会議が行われ、本年度以降の研究会の持ち方について協議・確認等を行いました。

 本年度は都城さくら聴覚特別支援学校及び延岡しろやま支援学校を主管校として研究会が開かれるのですが、昨年度からコロナの影響が本研究会にも及んでいます。今年の研究会については、リモートによる開催が既に決まっており、11月に研究会が予定されています。

 さて、九州地区には聴覚に障がいのある子供たちが通う特別支援学校(聾学校、聴覚特別支援学校等の名称があります。)が13校1分教室存在します。

 九州地区(福岡、宮崎を除く)においては、聾学校は各県に1校のみが設置してある状況です。以前から「九州はひとつ」の合言葉で、互いに協力し合いながら聴覚障害教育を推進してきました。今後も本研究会が充実し、子供たちの成長に還元されていくことを切に願っています。

 また、九聴研の新しい取組みとして、各教科等の部会を設け、先生たち同士が横のつながりを持ち、情報交換等を行っていくことにしています。最初からあまり無理をせずに、しかし良い仕組みとなっていくことに期待しているところです。 

 
令和3年5月14日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その235)

 今週末(5月15日)に予定しています本校大運動会については、5月10日の学校安心メールでお知らせしましたとおり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため一旦中止とし、今後延期の時期や開催方法等を検討していくこととしました。

 運動会を楽しみに練習に励んでいた子供たちにとって、また御家族の皆様もとても楽しみにしておられた行事ですので、何とか学校全体での運動会開催が実現できるよう考えています。

 何よりも感染状況が収束に向かうことを願っています。 

 
令和3年5月13日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その234)

 本校在籍生ではなく、卒業生の活躍の話題です。

 5月GW(ゴールデンウィーク)の2~4日までの間、本校OB8人の方々が九州縦断駅伝に挑戦され、約385kmの道のりを見事走破されました。

 卒業生の皆さんは、「駅伝を通して、耳の聞こえない子供たちに夢や希望を与えられたら‥」という思いで、2日に北九州をスタート。国道3号線を南下するコースで、4日に鹿児島市でフィニッシュされました。

 卒業生の皆さんが御活躍されている様子を本校生徒たちにも紹介したいと思っています。先輩方の活躍を伺うと、本校生徒もきっと嬉しく心強く思うはずです。
 九州縦断を見事果たされた8人のOBの皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 
令和3年5月12日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その233)

 中高等部棟南側のグリーンガーデンがその名のごとく、豊かな緑を蓄えています。

 この時期は、そら豆、ジャガイモ、スナップエンドウ(もう終わりに近いかな…)、大根、玉ねぎ等々が収穫時期を迎えています。

 近いうちに、生徒たちが校内販売に勤しむことでしょう。

 先生方の御協力をどうぞよろしくお願いします!

 
令和3年5月11日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その232)

 ゴールデンウィークが終わったかと思えば、もうすでに5月半ばに差し掛かってきました。

 校舎内外を回ってみると、5月を感じさせてくれる教室設営や花々が目に飛び込んできます。今回は写真を多めに掲載してみました。

 
令和3年5月10日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その231)

 正門横の梅の木と中高等部棟横の桜の木を伐採したことは以前お知らせしたところですが、程よいタイミングでトヨタからのプレゼントとして、桜の苗木(ソメイヨシノ)3本と姫シャリンバイ10本が熊聾に届きました。

 桜の木は正門付近と運動場鉄棒横に、姫シャリンバイは正門横のフェンス内側に植えこみました。桜がすくすく育ち、大きく枝を張ってくれる様子を想像するとワクワクしてきます。

 また、姫シャリンバイは季節によって葉の色が変わったり、ピンク~白の花を楽しんだりできる樹木です。育ちはそれほど早くないのですが、悪条件であっても耐えることのできる常緑の低木樹です。

 どちらの木も子供たちの育ちと重ね合わせ、思いを馳せながら眺めることにします。

 
令和3年5月7日         
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その230)

 4月30日(金)が振替休業日でしたので、昨日まで熊聾は7連休でした。皆さん、今日からリスタートです!頭と体は連休状態から切り替わったでしょうか…。

 さて、4月半ばから各学部では大運動会に向けての練習が始まっていますが、4月26日(月)に初めての全体練習を行いました。

 結団式に始まり、開閉会式の練習そして各学部に分かれて、広いグラウンドを贅沢に使い、伸び伸びと体を動かしました。

 5月とは言え、晴天時には真夏日になることも十分予想されます。暑さ対策、コロナ対策も行いながら、練習を重ね本番に繋げていきたいと思います。

  
令和3年5月6日         
熊本聾学校 校長 五瀬 浩