活動報告

2020年3月の記事一覧

3学期

 3学期になると、生徒たちも気持ちに余裕がでてきたようで、自分達でしてみたいことを発言するようになってきました。実際に今年度予定ではなかった書き初めも生徒達からの提案があったため実施しました。また、送別会に向けて思い出を振り返る動画を作成したいと生徒からの提案があり、試行錯誤しながら作成する様子がありました。完成した動画はとても心のこもったアルバムのようでした。生徒自ら発案し、周囲と相談して、自分達で準備し進める力はとても大切です。そのような力をもっと引き出していきたいと思います。

 寄宿舎の行事については新型コロナウイルスが原因で休校になり、全て実施することはできませんでした。次年度は、この状況が落ち着き、様々な行事を実施することができたらいいなと願っています。

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ことばの習得「障がい認識」

 2月5日(水)高3生の4人が講師となり、受験や就職試験でどのような力が必要だと感じたか、ぞれぞれの立場からこれまでの経験を基に話をしてもらいました。皆伝えたいことが山ほどあったので、内容を絞ることが大変そうでしたが、後輩達のために一生懸命に考えていました。講話の内容と生徒の感想文を寄宿舎2階に展示していますので、お越しの際はぜひご覧ください。

高3生が後輩達に向けた講話の内容を少し紹介したいと思います。

◎高3男子(進学コース)

・自分の「きこえ」を理解し、自分の障がいを好きになることが大事。

 

◎高3男子(就労コース)

・聴覚障がいの理解は、完全ではなく会社によって理解度も違う。「してほしいこと」があったら伝えるべき。

・勉強は真面目にしたほうが良い。高1で成績が悪くても高2で挽回できると考えるのを止めたほうが良い。会社は高校生活全体を見て判断する。

 

◎高3女子(就労コース)

・聞かれた時には、すぐに説明できるようにする。自分の事は自分が一番分かっている。伝えなくては相手には分かってもらえない。伝えようとする姿勢が大切だと思う。

・笑顔と感謝。いつも笑顔でいることが人間関係を上手く保つことに繋がると思う。自分は聞こえないのだから、してもらって当たり前はおかしい。してもらったことには感謝を。

 

◎高3女子(就労コース)

・履歴書等の書類に「聴覚障がいがあるが、手話ができるので通訳することができる」など、自分のアピールポイントにした。

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