学校からのおしらせ

熊聾時々新聞

今、熊聾では・・・(その25)

 寄宿舎生は今週いっぱい舎食がないので、3食を外注(弁当、パン等)で対応しています。(熊本地震の時のことを考えると、この点については先が見えていますので何てことは無い筈です。)つい先日は新入舎生A君の誕生日だったこともあり、急遽お寿司を取り寄せての誕生会があったと聞きました。寄宿舎の先生達の粋な計らいに、誕生日を迎えた生徒にとって、きっと忘れられない思い出になったことでしょう。「あの時は大変だったけど、みんなで工夫して頑張ったよね!」と言える時が早く訪れることを祈っています。
 さて、今週は食堂を広く使わせていただき、密にならない環境で食事をとっています。生徒間の距離は離れていても、手話が使える子供たちにとっては見える範囲に相手がいればコミュニケーションは全く苦になりません。手話の強みのひとつであることを改めて目の当たりにしました。
 一つだけ私から、平行になっているテーブル配置を少し菱形状にしてみてはと提案してみました。横に座っている生徒同士の顔や手話が見えやすくなるはずです。

 
令和2年5月26日        

熊本聾学校 校長 五瀬 浩