学校からのおしらせ

熊聾時々新聞

今、熊聾では・・・(その185)

 高等部3年生の自立活動の授業を参観しました。

 卒業後の大学生活、社会生活を送るうえで必要となる情報保障や手話通訳依頼、日常生活に関する最新の補聴援助機器や各種アプリの紹介と実体験の授業でした。本校の山田京子先生が制作に深くかかわっているアプリ「こえとら」(コミュニケーションツールとしての音声認識アプリ)ですが、生徒たちにあまり知られていないことは意外、残念…というか、ちょっとショックでした。(※この「こえとら」については、またあらためて解説したいと思います。)先ずは、「こえとら」について私たち教師がしっかり勉強していきましょう。

 自立活動に関しては、その内容等について随時見直しを図ってきていますが、今後も引き続き各学部の系統性を考慮した本校独自の自立活動年間計画を充実させていきたいと考えています。

 大切なことを忘れていました…。授業実施にあたり、沢山の機器や資料を提供してくださった「熊本県聴覚障害者情報提供センター」の皆様、大変ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 
令和3年2月12日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩