つなぐ・つながる・つくりだす
熊聾時々新聞
今、熊聾では・・・(その281)
本日、熊聾中学部と五木中学校とのオンライン交流及び共同学習を実施します。
隔年で互いの学校を訪問し、直接的な交流を楽しむ機会となっていますが、2年続けて行き来ができず、残念な思いがあります。特に、今年は本校が五木中を訪問させていただく年でしたので、清流での川遊びを期待していた生徒も多いと思います。
さて、今日の交流では3班(3教室)に分かれて活動を行います。手話クイズやジェスチャーゲームなど、班ごとに異なる企画で楽しい交流が行われる模様です。
令和3年7月16日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その280)
中学部2,3年生が3日間の「さくらぎ保育園」での職場体験学習を終えました。
短い体験期間でしたが、小さい子供たちとの関わり方は勿論、あいさつやマナー、コミュニケーション、仕事の厳しさなど、多くの発見や学びを得たようです。
コロナ禍にもかかわらず、本校生徒の職場体験学習を受け入れてくださった「さくらぎ保育園」様、誠にありがとうございました。
令和3年7月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その279)
2日続けて「おばけ」の話題です。どうやら幼稚部では「おばけ」ブームが起きているようです。7月12日、幼稚部青2組(4歳児)の可愛いおばけたちが、校長室のドアを開けて入ってきました。
緑組(5歳児クラス)の暗いおばけ屋敷と違い、明るい校長室でのおばけ出現です。驚かす側の子供たちは声色を変え、おどろおどろしく襲いかかってきます。見事おばけになりきった迫真の演技に、驚かされる側の演技力が試されているようでした。果たして私は合格点をもらえたでしょうか。
令和3年7月14日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その278)
7月9日(金)、幼稚部緑組(5歳児)でお楽しみ会がありました。
例年のこの時期には、お泊り教室を行うところですが、コロナ禍でもあるため、内容を変更して実施しました。
数日前には教室を模様替えした「おばけ屋敷」ができあがっており、気にはなっていたのですが、実際に中に入ったのは本番当日でした。おばけ屋敷の中に入ると真っ暗で、足元に薄明るい電球が所々にあるくらいで、実に良い設営がされていました。いつどこからどんなお化けが出てくるのかも検討が付かなかったので、ハラハラドキドキしながら進んでいくと、おばけになりきった子供たちから散々驚かされました。
おばけに紛して大人(先生)を怖がらせた子供たちの表情が暗くて見えなかったのは残念でしたが、さぞ誇らしげに、してやったりの笑みを浮かべていただろうと想像します…。
令和3年7月13日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その277)
小国支援学校の校歌に手話をつけたDVDをお送りしたところ、小国支援学校のHPにそのことが掲載されていました。
コロナ禍の中で、声を出さずに校歌を静聴していただけの児童生徒の皆さんにとって、表現できる手段が一つ増えたことはとても良いことだと思います。
聴覚障がいのない子供たちでコミュニケーションに困難さがある場合には、手話がコミュニケーションの有効な補助手段となり得ることが推測できます。手話は視覚言語であり、言葉がさす意味や物のイメージを想起しやすく、具象的な面があるため、ことばの理解・習得を促すことに有効性があると思われます。
令和3年7月12日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その276)
本年度も信友社様から高等部1年生(5人)に電子辞書を贈呈していただきました。毎年、新入生の数に関わらず全員分の電子辞書をいただいていることに感謝の言葉しかありません。
学校での学習、家庭学習だけでなく、卒業後の活用等、長きにわたって使えるものです。生徒たちには感謝の気持ちを忘れず、大切に使ってほしいと伝えました。
令和3年7月9日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その275)
本校には、ろう(聴覚障がい)の先生が7人所属しています。
会議室や体育館などの広い場所で会議・研修を行う時には、前方に情報保障席を設け、手話通訳(職員)の配置や大型ディスプレイを用いた文字情報等の提示を行うようにしています。
現在、職員室内での職員全体朝会時は、ろうの先生たちには職員室中央に位置してもらい、発言者の近くに手話通訳を、併せて視線の先に文字情報等提示のためのモニターと通訳者が見るためのモニターを配置しての情報保障を試みています。ろうの先生方からは好評を得ているのは何よりですが、文字情報をキーボード連携入力することは誰でもが一朝一夕に出来るものではありません。より効果的なシステムがないものだろうかと思案しています。
令和3年7月8日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その274)
7月2日(金)、共同教室にて第1回PTA研修会が開かれました。
今回は講師として、東京在住のモンキー高野さんにお願いし、Zoom画面越しにお話をいただきました。
デフファミリーの中で生まれ育ち、一般企業でOLとして会社勤めの経験をお持ちの高野さんの特技はモノマネ、趣味は旅行ということで、講演では終始特技も交えながら表情豊かなパフォーマンスを披露されました。そして、海外と日本の文化の違い、手話と日本語で誤解を生じること等についても分かりやすく説明していただきました。
また、音のマナー(トイレ、げっぷ、食べ方、歩き方、鼻息、映画館での声etc.)や葬式、結婚式でのマナーなど、私も以前同じような話を聞いたことがありますが、私が最も印象に残ったのは「相手の気持ちを尊重して、自分の気持ちを伝えていく。」というフレーズでした。皆さんはどんな感想を持たれたでしょうか?
令和3年7月7日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その273)
熊本県障害児・者親の会連合会会長の坂田様から。今年度も「ありがとう」をテーマにした作文の募集依頼がありました。
小学部・中学部・高等部の児童生徒達が毎年この題で作文を書いてくれますが、作文をとおして今まで気付かなかった子供たちの優しい心、思いやりの気持ち等の内面に触れることが出来ます。
児童生徒の皆さん…募集締め切りは10月15日で、まだ先のことですが、時間がたっぷりとれる夏休みを利用して、作文にチャレンジしてみてはどうでしょうか?!
令和3年7月6日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その272)
昨年秋、本校高等部から物づくりを得意とする熊本工業高校に焼印を作ってもらえないだろうかという話がありました。そこで、熊工の先生に相談したところ、快くお引き受けいただき、課題研究を通して生徒さんに製作していただけることになりました。
先日、その焼印が完成したとの報告があり、6月29日に贈呈式を行いました。製作過程ではプログラミングでの幾度かの失敗を経て、鉄の削り出し、溶接作業等を2人の共同作業を行い、この度の焼き印完成に至ったそうです。
令和3年7月5日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子