つなぐ・つながる・つくりだす
熊聾時々新聞
今、熊聾では・・・(その409)
3月28日(月)、転退任式を行いました。
このたびは令和3年度末の定期異動により、18人の教職員が熊本聾学校を離れることとなります。(18人の内、3人は再任用等で引き続き熊聾にお世話になります。)
退職、転出される先生方におかれましては、熊聾にお勤めいただいた期間に長短はありますが、子供たちの成長を願って御尽力された方ばかりです。どうか新天地でも、それぞれの持ち味を発揮されますよう、そして何より健康でいらっしゃることをお祈りしています。
また、私も3月末をもって定年退職を迎えます。これまで多大な御支援をいただきました保護者の皆様、関係諸機関の皆様には大変お世話になりました。あらためて、深く感謝申し上げます。
結びになりますが、今後益々の熊本聾学校の発展と子供たちの健やかな成長を心からお祈り申し上げ、退職の御挨拶とさせていただきます。
これまで、本当にありがとうございました。
令和4年3月31日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その408)
3月22日(火)、高等部1年生が家庭科の授業で製作したおもちゃ(2種類)を幼稚部の子供たちにプレゼントしてくれました。
幼稚部の子供たちは「お兄ちゃん、お姉ちゃんたち、何を持ってきてくれたんだろう‥⁉」という表情を浮かべ興味津々の様子でした。
翌日、幼稚部の子供たちは登校するや否や、おもちゃ遊びに没頭していたそうです。
高等部の子供たちは、きっと自分たちの幼稚部時代のことを思い起こしていたに違いありません。幼稚部から高等部までの子供たちが通う聾学校ならではの良さが見られた場面でした。
令和4年3月24日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その407)
校内には、一年を通じて折々に季節の花を飾っていただいていますが、今年度内では1位2位を競うほどの生け花が卒業式でお披露目されました。卒業式の会場だけでは勿体ないので、式後には玄関に飾っています。
式に御来賓は来られませんでしたが、校長室にも立派に飾っていただきました。「お花は心の栄養源」ですね。
令和4年3月23日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その406)
先週水曜日、熊本中央ライオンズクラブ会長の濱田様が来校されました。
毎年、幼稚部・小学部の子供たちは当クラブの皆様からアイススケートの御招待を受けてアクアドームに行くのですが、ここ数年はコロナの影響を受け実現していません。当クラブでは、熊本聾学校の子供たちのために何かできないだろうかと考えてくださり、このたび幼稚部・小学部の卒業生に対して卒業記念品(学用品)をお届けされたのです。
本校の子供たちは実に多くの団体から御支援をいただいています。
いつも子供たちに言っていることですが、感謝の気持ちを忘れずに勉学やスポーツ等にますます励んでほしいと思います。
令和4年3月22日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その405)
3月15日(火)、幼稚部では緑組(5歳児)さんの卒業にあたり、お別れのプレゼント交換会がありました。卒業児一人一人に対して、赤組(3歳児)青組(4歳児)の子供たちからは手作りの額に入った集合写真がプレゼントされました。また、卒業児からは、こちらも手作りの首飾り(女の子用)と腕時計(男の子用)、そして一人一人に向けたお便りが在校児に贈られました。
まさか卒業児からプレゼントをもらえると思っていなかった赤組・青組の子供たちは、ワーワーキャーキャー…と大喜びでした。(特に赤組の女の子たち…)
様々な行事の経験や子供同士の交流をとおして、子供たちが物事の仕組みを理解したり、先を見通す力が付いたりしていく様子を顕著に見て取れるのが本校幼稚部です。いろんなやりとりの中で、自分で考える力、相手を思いやる優しい心など、心が豊かになっていく様子を間近で見ることが出来、本当に嬉しく思います。
令和4年3月18日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その404)
本日は小学部卒業証書授与式、幼稚部修了式(5歳児)を開催します。コロナ対策として学部を分け、開始時刻をずらして行うことにしています。高等部、中学部の卒業式から始まり、3週間にわたって4回の卒業式を実施することになり、今日をもって本年度の全学部の卒業式が終了します。
私が平成12年に熊聾に赴任した当時は、学部毎に卒業式があっており、特に高等部の卒業式の時には他学部は指定休業日にして、全職員で高等部卒業生を盛大に見送っていた記憶があります。また、幼稚部の修了式は幼稚部ホールで行なっており、子供たちの1年間~3年間の成長の凄さを感じることのできる場でした。
時は流れて、御来賓への配慮であったり、負担軽減であったり、コロナ対策であったりと、実施方法がめまぐるしく変わりましたが、子供たちに一番あった方法は、やはり学部別に行う方法です。今後、どのような形で卒業式を行うかは、職員間でも検討していくことになると思いますが、私にとって最後の卒業式を学部別に行うことが出来たのはとても有り難いことです。
教師を続けていると何回も卒業式は経験しますが、子供たちや保護者の皆様にとっては一生に一度の大切な節目となる儀式です。思い出に残る卒業式になるよう、職員一同心を込めて式に臨みます。
令和4年3月17日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その403)
本校の学校評議員として以前お世話になっていた佐々木順二先生(現文教大学教授)が御来校されました。
佐々木先生から群馬県では知らない人はいないほど有名な「上毛かるた」をお土産にいただきました。群馬県内の子供たち(小学生)は皆、暗記するほど練習に励むらしいです。
本校図書室に所蔵していただきますので、ご利用ください。
暗記で思い出したのですが、過去に本校幼稚部5歳児さんで、小倉百人一首を丸暗記していた子供がいました…。子供の頭は実に柔らかいです。大人が「出来ないだろう」と決めつけることは本当に怖いことです。戒めなければ…。
令和4年3月16日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その402)
今年の熊本県公立高校入試「後期選抜」の社会の問題の中に、熊本県知事による記者会見のようす(写真:熊本県知事と手話通訳が映っている画面)から問う問題がありました。熊本県では、共生社会の実現に向け、社会的な障壁を取り除くための様々な取組や対応を行っているのですが、写真からどのような対応をしているのかを問いかける良問(私が言うのも変ですが…)でした。
公立高校の入試問題に取り上げられるほど、世の中が変わってきていること、そして、手話通訳に対する社会的認知が更に進んでいくことに期待が高まり、とても嬉しく思った次第です。
令和4年3月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その401)
3月7日(月)、本校生徒が受験した大学の一般入試合格発表があり、高等部卒業生の合格の知らせが舞い込みました。合格した本人もにこやかな表情で報告に来てくれ、希望に胸膨らませている様子でした。これで、本年度の高等部卒業生10人全員の進学と就職が決定・内定し、卒業式が終わっても私の気掛かりなこととして残っていたモヤモヤが吹き飛びました。
午後には、他の卒業生もチラホラと校内で見かけました。卒業したのに、熊聾がもう恋しくなったのでしょうか‥。
令和4年3月14日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その400)
今日3月11日は、東日本大震災発生から11年となる日です。
本校では、半旗掲揚を行い、震災の発生時刻(午後2時46分)に黙とうを捧げるよう、職員及び子供たちに伝えています。
保護者の皆様、本校関係の皆様におかれましても、弔意表明について御配慮いただきますようよろしくお願いします。
熊本県民である私たちは、併せて「熊本地震」の記憶と教訓についても、後世に語り継いでいくことが大切な使命だと思います。
令和4年3月11日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その399)
NHKから連絡があり、TV番組「ろうを生きる難聴を生きる」で以前放送されましたテーマ「このままで大丈夫 聞こえない子どもたちのこころのケア」が好評により、再放送されるそうです。放送日は以下のとおりです。
3月12日(土) 20時45分~
3月18日(金) 12時45分~
前回の放送を見逃された方は是非ご視聴ください。(私、見逃しました。)
令和4年3月10日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その398)
本日は本校中学部の卒業式です。
今年の中学部卒業はT君一人です。コロナ禍の対応として熊本県では基本的には生徒は卒業生のみの参加ですが、本校では県教委の許可を得て、中学部在校生も式に参加して、中学部全員で卒業生の門出をお祝いすることにしています。
T君は3年間の中学部生活を終えるとともに、9年間の義務教育を修了し、基本的生活習慣を確立してきたことはもちろん、将来のことにも少しずつ具体的なイメージが出来てきているようで、とても頼もしく思います。これからもしっかり応援していきますよ。
また、嬉しいことに4月からの高等部生活では新しい仲間が4人増えることになります。同級生同士が互いに切磋琢磨しながら高め合ってくれることを期待しています。
令和4年3月9日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その397)
新型コロナウイルス感染症の感染防止策の一つとして、校内の手回し式水栓を全てレバー式の水栓に取り替えました。トイレごと改修された箇所については自動水栓になるなど、改善が図られています。
校長室の水栓もレバー式に替えていただき、手先を使うことなく肘等で開閉することも可能になりました。
令和4年3月8日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その396)
3月3日(木)、小学部では送別遠足が行われました。
久~しぶりの小学部での遠足は時折冷たい風が吹いたものの、好天に恵まれ、現地では心地良い時間を過ごすことが出来ました。子供たちも職員も(私も)学校から水前寺江津湖公園までを徒歩で往復し、ケガなく無事に終えることが出来ました。
また、この日のために新児童会の4・5年生が諸々の準備をしてくれました。
準備時間も十分にはありませんでしたが、低学年の子供たちも一緒に参加できるレクリエーションの内容を自分たちで考えてくれたお陰もあって、ゲームはどれも大盛り上がりでした。6年生にとって、きっと思い出に残る送別遠足になったと思います。卒業の日まで、時間の許す限り、学年の枠を超えて交流を深めてほしいものです。
6年生が卒業しても安心してお任せできる頼もしい新児童会役員の皆さん、諸準備本当にありがとう。ご苦労様でした。
令和4年3月7日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その395)
給食週間にちなんで小学部の子供たちが調理場の先生方にお礼状を届けたところ、調理場の先生方がとても喜んでくださり、お一人お一人から子供たちにお返事をいただきました。
いただいたお便りは小学部棟に掲示する予定です。
感謝の気持ちを伝えあうことでお互いのハート♡がほっこりしますね。
令和4年3月4日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その394)
3月1日(火)、高等部本科の生徒達10人が本校を巣立ちました。
卒業生の凛とした姿、熊聾生として立派に成長した様子をみて、本当に嬉しく愛おしく思いました。
卒業という大きな節目を迎えられたことは喜ばしいことではありますが、熊聾で最も在籍者数の多い学年だっただけに、残された私たちには寂しさも込みあげてきます。
卒業式後のHR終了後には再度生徒保護者職員が体育館に集まり、記念撮影を行いました。また、思いもかけず保護者の皆様から職員にプレゼントがあり、重ね重ね有難く思いました。
卒業生の皆さんがこれからも益々健康で新天地で活躍されることを祈っています。
令和4年3月3日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その393)
過日、本校初代校長の安藤丑熊(あんどうしぐま)氏の御子孫でいらっしゃる市川様が御夫妻で来校されました。そこで、盲学校と本校がそれぞれに制作した「創立110周年記念誌」を、盲学校の校長先生と一緒に、直接お渡しすることが出来ました。
またいつか御来校いただいた折には、ゆっくりと校舎内を御案内させていただきたいと思います。
令和4年3月2日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その392)
梅の花、菜の花、春を告げる花々が咲き誇っている今日の佳き日、本校高等部卒業証書授与式を挙行します。
本年度は10人の生徒が本校を巣立ち、新天地へ旅立っていきます。生徒たちは勿論保護者・御家族の皆様におかれましても、卒業の喜びはひとしおかと思います。誠におめでとうございます。
卒業生の皆さん、卒業後の新たなステージに期待と不安はあるでしょうが、様々な人たちとの交流をとおして、多様な価値観や考え方を学び続けてほしいと願っています。そして、是非、多くの仲間や協力者を増やしていってください。きっと、貴方たちの将来の夢実現、目標達成のための大きな力のひとつになるはずです。
あらためて、御卒業おめでとうございます。
熊本聾学校はこれからも卒業生を応援し続けます。
令和4年3月1日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その391)
2月21日(月)、寄宿舎で送別会が開かれました。
最初の計画では送別夕食会が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、夕食会は取りやめて、思い出のスライド上映と在校生・卒業生の言葉、そして記念撮影というシンプルな形で会が行われました。
スライド上映では、寄宿舎での舎生たちの日常やイベント時のスナップ写真など、思い出がたくさん詰まった映像が流れ、会場には自然と笑いが起こったり、ある生徒は涙していたりと、寄宿舎生の絆の深さを感じることが出来ました。かなりの時間をかけて、かつ丁寧にスライドを作成してくれたのだろうと想像しました。
また、高等部3年生は、時折声を詰まらせながらも、寄宿舎の先生方や友達に対して感謝の気持ちを語ってくれました。子供たちの成長と寄宿舎の先生方の温かさを感じたひとときでした。
令和4年2月28日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その390)
高等部3年生が本校で過ごす日々もあと僅かになりました。
先週は、小雪がちらつく中、高等部全体体育の中でキックベースボールが行われました。3年生チームと1・2年生チームに分かれて試合がありましたが、体力と経験に勝る(!?)3年生チームが圧倒的な強さを見せていました。
また、別の日には高等部生徒と職員が参加しての送別ポートボールも行われ、生徒そして職員にとっても、思い出の1ページがまた一つ増えました。
※今週24日と25日は本校高等部入学者選抜学力検査及び幼稚部入学者選考考査のため、校長室からの便りはお休みします。
令和4年2月22日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その389)
先週16日(水)昼休み、今年度3回目のシェイクアウト訓練を実施しました。
前回までの訓練と大きく異なる内容は、昼休み中の実施ということで、子供たちは思い思いに過ごしている状況であり、近くにいる職員が連携し、如何に早く安全を確保するかというところでした。
室内、運動場などでの安全確保のための行動が上手くできたか、放送等による伝達に問題がなかったかどうか等の検証を行い、今後の防災教育に生かしていきたいと思います。
令和4年2月21日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その388)
2月16日(水)、小学部4・5年生が「ペンタゴン交流」(旭川聾学校、岡崎聾学校、浜田ろう学校、熊本聾学校、筑波技術大学)に参加しました。
一番盛り上がった場面は、旭川聾学校からの「○×クイズ」でした。「旭川の最低気温は?」、「2m以上のつららが出来るか?」、「校庭でスキーが出来るか?」「6人乗りのリフトがあるか?」等々、雪国ならではのクイズに本校の子供たちは興味津々でした。中でも、生中継で旭川聾の子供たちが校庭でスキーをしたり、水を含んだタオルを振り回すことでたちまち氷ってしまい、タオルが立ったりすることを見た時には、「やば~い」「うそでしょう!?」と興奮気味でした。
技術の進歩によって、遠く離れたお友達ともリアルタイムでつながることが出来るようになったことには隔世の感があります。今後、様々な取組に発展し、広がっていくことを期待しています。
令和4年2月18日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その387)
幼稚部の子供たちが「春を見つけにいこう」の学習で、校内の春探しをしていました。
白梅、蠟梅、山茶花、パンジー、アジサイ等々、今が旬の花々もあれば、まだまだ蕾を固くしている木々もあります。
私を見つけた青組(4歳児)の2人の子供たちが、すぐさま私に駆け寄ってきて、ハート形の花びらと山茶花の蕾をおすそ分けしてくれました。優しい心が育っている子供たちの振る舞いに私の胸はほっこり温かくなりました。
写真は、赤組(3歳児)の子供たちが春の風を感じようと、渡り廊下に仰向けになって寝そべっている様子です。可愛らしいですよね。
令和4年2月17日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その386)
2月10日(金)、高等部本科3年生以外の生徒を対象として、本校の卒業生を雇用していただいている県内の企業2社(平田機工株式会社、株式会社肥後銀行)による会社説明会を開催しました。
この取組は、県内の企業や仕事に対する生徒たちの理解を深め、意欲を高めることに繋がることをねらって、聴覚障がい者の雇用実績がある企業説明会を行ったものです。
2社からは、本校卒業生それぞれ1人ずつの参加があり、生徒たちには良い刺激となったように思います。
令和4年2月16日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その385)
熊本県内の特別支援学校5校(盲学校、熊本聾学校、松橋支援学校、ひのくに高等支援学校、鏡わかあゆ高等支援学校)には寄宿舎が設置してあります。
毎年、寄宿舎指導員自らが寄宿舎教育における指導・支援の方法や内容、今日的課題等について学びを深めることで、寄宿舎指導員としての資質向上を図ることを目的として研修会を開いています。
今年度と来年度は熊聾が事務局校として企画・運営の中心を担っており、先週木曜日には各校の代表者による運営委員会をZoomにて開催しました。前向きで建設的な意見が多く出されていて、頼もしい雰囲気を感じたところでした。
今後もそれぞれの学校の状況やニーズ等を踏まえ、より良い研修会実施と寄宿舎在舎児童生徒の豊かな寄宿舎生活につなげていきたいと思います。
令和4年2月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その384)
今の時期に開催することが恒例となっている手話落語部の「(校内)引退寄席」ですが、現在の新型コロナウイルス感染症の県内の状況を鑑み、中止することとなりました。
大変残念ですが、生徒たちが演技しているときの喜怒哀楽の表情や事物の特徴を捉えた巧みな動きなど、豊かな表現力は私たちの目に焼き付いています。
是非、次の演目披露の時まで、しっかりと構想を練り、表現力に磨きをかけてほしいと思っています。
令和4年2月14日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その383)
共同教育センター棟のエレベーター設置及びトイレ改修工事が進んでいます。
大きな音の出る工事は山を越えたようで、これから内部の工事が行われると思います。
今年度中は使用できる状況にならないので、しばらくは引き続き本校舎内(学部棟・管理棟)で授業を行うことになります。高等部卒業生は新しい環境での学習を経験することが出来ず残念かと思いますが、思い出の詰まった校舎、教室での卒業までの残り僅かな大切な時間を過ごしてください。
令和4年2月10日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その382)
本校創立110周年記念誌が出来上がりました。
関係の皆様、保護者の皆様にも近々お手元にお届けいたします。
創立100周年を迎えた後、熊本養護学校高等部東町分教室の本校敷地内での開設、その後の熊本はばたき高等支援学校開校。平成28年の熊本地震。令和2年から今日に至るまでの新型コロナウイルス感染症に関する諸対応。まさに本校にとっては激動の10年間でした。
それらのことも盛り込みながら編纂したのが「創立110周年記念誌」です。是非、お手に取っていただき、熊聾の歩みと子供たちの成長を感じていただければ幸いです。
令和4年2月9日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その381)
先週、幼稚部に鬼が登場しましたが、小学部では子供たち自身が鬼になって走り回っています。いわゆる“鬼ごっこ”です。
行間や昼休みの時間には中庭での“鬼ごっこ”がブームになっていて、学年が入り乱れての仲睦まじい光景が目に飛び込んできます。
令和4年2月8日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その380)
2月3日(木)、幼稚部では豆まきがありました。例年、幼稚部ホールに赤鬼と黒鬼が現れるのですが、鬼も密になることを恐れたのでしょうか!?鬼は各クラスを回って子供たちに襲いかかりました。
赤組(3歳児)の子供たちは、キャーキャー泣きわめきながらも豆を必死に赤鬼に投げつけていました。
青組(4歳児)、緑組(5歳児)になると、少し余裕を見せながらも、鬼が間近に接近してくると、青ざめた表情で逃げながら豆を投げたり、鬼に捕まった先生を勇敢に助けに行ったりと子供たちの成長が良く分かりました。
自分の中の悪い鬼も退治できたかな?
令和4年2月7日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その379)
PTA研修として予定していた映画「咲む」の鑑賞会は残念ながら中止となりました。また別の機会を捉えて企画していただければ有難いです。
映画と言えば、現在「CODA あいのうた」が全国で上映中です。熊本では、TOHOシネマズ光の森とTOHOシネマズ熊本サクラマチの2カ所で上映されています。映画では、幼い頃から通訳者として生きてきた主人公、ろう文化と聴文化の間で生きる主人公とその家族の絆等々が描かれており、実に感動的な作品です。また、キャスティングでCODA以外の家族3人は皆、ろうの俳優さんということにも凄さを感じます。
コロナ禍で映画館に出向くのを躊躇う方もいらっしゃるかと思いますが、いつか必見の映画です。
CODAとは「Child of Deaf Adults」の略語で、ろう者の両親を持つ聞こえる子供を指しています。
令和4年2月4日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その379)
PTA研修として予定していた映画「咲む」の鑑賞会は残念ながら中止となりました。また別の機会を捉えて企画していただければ有難いです。
映画と言えば、現在「CODA あいのうた」が全国で上映中です。熊本では、TOHOシネマズ光の森とTOHOシネマズ熊本サクラマチの2カ所で上映されています。映画では、幼い頃から通訳者として生きてきた主人公、ろう文化と聴文化の間で生きる主人公とその家族の絆等々が描かれており、実に感動的な作品です。また、キャスティングでCODA以外の家族3人は皆、ろうの俳優さんということにも凄さを感じます。
コロナ禍で映画館に出向くのを躊躇う方もいらっしゃるかと思いますが、いつか必見の映画です。
CODAとは「Child of Deaf Adults」の略語で、ろう者の両親を持つ聞こえる子供を指しています。
令和4年2月4日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その378)
校長室入り口ドアの横に掛けられていた「校長室」看板を本日取り外しました。と言っても、校長室が無くなる訳ではありません。
ずっと以前から掲げてあった看板(私の記憶では平成10年代頃から)で、生徒が制作活動の一環で作ったものと思われます。
デザインを見ると、立派な髭をモチーフにしてあり、校長のイメージを表現してあります。
作成された頃の生徒たちから見た校長のイメージは、威厳があり、ちょっと近寄り難く、強面だったのかもしれませんね。
しかし、昨今はジェンダーフリーが叫ばれている世の中です。従来の固定的概念にとらわれないことが大切であるとの思いから、私自ら看板を外しました。外した看板は生徒が作った貴重なものなので、「くまろう歴史館」に所蔵したいと思います。
令和4年2月3日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
..
今、熊聾では・・・(その377)
熊聾の職員朝会での情報保障の方法が進化しています。
これまでは、職員室中央に聴覚障害のある先生方に集まってもらい、そこで手話通訳と字幕表示による情報提供をしていたのですが、GoogleMeatを用いることで、自席でパソコンを見ながら、手話通訳及び字幕による情報保障が可能となっています。
また、自宅待機をする職員が出た場合に、必要な情報がリアルタイムで届けられることも大きなメリットです。
コロナ禍にあることで一気に進歩した技術と言えますね。
令和4年2月2日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その376)
1月27日(木)、進路指導部主催による「くまろう夢叶え塾」を中高生対象に開催しました。
今回は、ろう者としての先輩であり、プロフェッショナルの経験を聞くことで、生徒たちが将来の進路実現に向け、夢にチャレンジしていく精神を養うことを目的として、約1年前に東京から熊本に引っ越してこられた写真家の齋藤陽道(さいとうはるみち)様をお迎えし、御講演をいただきました。
齋藤様には初めて熊聾にお越しいただきましたが、コロナ禍でもあり、生徒たちとの十分な関わりの時間は持てませんでした。このたびの御縁をきっかけに、今後は他学部の子供たちとの交流も含めて、本校にお出でいただける機会を是非設けていきたいと思います。
令和4年2月1日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その375)
オミクロン株による感染拡大の影響が本校でもチラホラと出始めており、自宅待機やリモート授業の実施、会議・研修の中止や開催方法の変更などを余儀なくされています。第6波の特徴はオミクロン株による感染がその大変を占めていること、感染力が強いこと、潜伏期間が短いこと、10代や10代未満の子供たちの感染が増えていること等々が挙げられています。誰が感染してもおかしくない状況の中で、私たちができることはこれまでも言われてきた基本的な対応・取組の実施です。もうしばらくは、感染拡大が続きそうな状況です。これまで以上に意識を高く持って、年度末の大切な時期を乗り越えていきましょう。
さて、このような時期でもあり、先週はハイブリッド方式の授業(通常授業+リモート参加)をスムーズに実施するための研修会を2回に分けて実施しました。小学部はクラス担任による授業がメインであり、中高等部は教科担当者の授業が中心であるため、それぞれの学部の状況に応じた入室の方法や画面提示の仕方など、山田先生からのレクチャーを受けるタイムリーな研修をしていただきました。
令和4年1月31日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その374)
昨日、蠟梅の話題で事務室の先生と話をしていると、「校長官舎の梅も咲いていますよ。」と教えていただきました。まだまだ一分咲き程度ですが、毎日近くを通っているのに気づかないとは何とも情けない気分になりました。しかし、実際に間近で梅の花を見てみると、自然とウキウキした気分になります。花木が持っている力は凄いですね…春は少しずつ近づいてきているようです。
令和4年1月28日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その373)
幼稚部駐車場の横にある蠟梅が見頃を迎えています。花壇の端っこに位置しており、保護者の皆様の目には映りにくいかもしれませんが、是非とも愛でてください。
また、少しばかり剪定した枝(花)は無駄にせず、生け花担当の先生にお渡ししようと思います。近々、校舎内の何処かにお目見えするはずです。
令和4年1月27日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その372)
1月25日(火)、幼稚部のマラソン大会がありました。
今年は各クラス(年齢)別にスタートし、年齢に合わせてグラウンドを周回しました。これもコロナ対策の一環です…。
グラウンドの外から御家族の応援もあったため、子供たちは親御さんの前を走る時には、手を振りながら走ったり、思わずお母さんのもとに駆け寄ったりと、ほのぼのとした場面も見ることができました。
どの子も決められた距離を走り切り、最後には私から子供たち一人一人に金メダルを授与させていただきました。
今回も沢山の保護者の皆様の応援、ありがとうございました。
令和4年1月26日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その371)
連日理容科の話題になります。
2月1日(日)に開催される理容師国家試験(実技)に向け、専攻科の生徒達が日々技術力向上を目指して頑張っています。
先週、久しぶりに実習モデルとなり、カットをしてもらいました。技術指導を横でされている先生のコメントを聞きながら、簡単にカッティングされているようで、実は細やかな技術力が伴っていることを知りました。
実技試験が終わった約1か月後には筆記試験が控えています。頑張れ~!!
令和4年1月25日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その370)
1月20日(木)放課後、長崎県立ろう学校理容科の生徒さん達と本校理容科生徒たちとの交流会をZoomにて行いました。
本来は長崎校に参集して「九州地区聾学校理容技術交流会」が開かれる予定でしたが、年明けからの新型コロナウイルス感染症第6波の影響拡大で技術交流会は中止とし、生徒たちの交流会のみを急遽企画したところです。
昨年が中止で、生徒たちは「今年こそは長崎に行ける!」と思っていましたので、今生徒たちは本当に辛い思いをしていると察します。
しかし、リモート交流を通じてモニター越しではありましたが、長崎校の生徒さん方と交流できたことを本校生徒たちはとても喜んでいました。
交流の実際では、互いの自己紹介に始まり、理容科で生徒それぞれが課題として取り組んでいること、得意なこと等、1時間近く会話が弾みました。
長崎校からは女子生徒2人が参加、本校からは男子生徒4人が参加したのですが、長崎校のしっかりした女生徒さんのリードに本校男子諸君はやや押され気味!?の感がありました。
令和4年1月24日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
.
今、熊聾では・・・(その369)
毎年2月に開催されていました熊本中央ライオンズクラブ主催の招待スケートですが、昨年はコロナ禍のため中止となりました。
今年こそとライオンズクラブの方々も開催に向けた準備を進めてこられたそうですが、オミクロン株による感染者の急増のため、今年も中止となることが決定されました。
ただ、今年は招待スケートに替えて、過去の招待スケートの動画を編集され、後日学校に送ってくださるそうです。
本校の子供たちのために、あの手この手で支援をしていただいていることに心感謝いたします。
令和4年1月21日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その368)
昨日、幼稚部の各クラスを回りました。
赤組(3歳児)の子供たちは高等部のお兄さんお姉さんが作ってくれた「毀滅の刃」の衣装を着て追いかけっこをしていました。ぽかぽか陽気のもと、走るだけで楽しそうな子供たちです。
青組(4歳児)では、3学期から新しく入った女の子が、「こうちょうせんせ~い!」と呼んでくれるほどすっかりクラスに打ち解けていて、活動に落ち着いて参加していました。
緑組(5歳児)では、間近に迫ってきている卒業までの活動や小学生になる意識を高めながら見通しをもって活動していました。
クラス(年齢)それぞれに、今の時節に応じてしかも着実・元気に活動している様子を見てとても頼もしく思いました。
令和4年1月20日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その367)
新型コロナウイルス感染症第6波による影響が熊本県内にも及んできています。
近日中に「まん延防止重点措置」が適用される見込みであり、本校では各学部行事や会議、研修等の開催方法の見直しを進めているところです。やむを得ず、急な変更等を迫られるかと思いますが、どうか御理解と御協力のほどよろしくお願いいたします。
令和4年1月19日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その365)
1月11日(火)、本校高等部生徒の保護者でいらっしゃる乗富秀人氏を講師としてお招きし、「手話で生きる」という演題で御講話をいただきました。
乗富様には日頃から乳幼児教育相談や幼稚部の保護者さん向けの手話講座を務めていただいており、大変お世話になっております。
今回は、御自身の生い立ちや聾学校で受けてこられた教育(聴覚口話法)の実際、海外での様々な経験等についてお話をいただきました。また、お話の後半では私たち教職員に向けて、「聴者として何のために生まれてきたのか」という問いかけをされました。その問いに対する明確な答えをすぐさま思い浮かべることができず、心を揺さぶられた職員は多かったように思います。
私たちが意識せずに育ってきた「聴文化」のことを尊重したうえで、「ろう文化」「手話」についても尊重していくべきであることを突き付けられたように私は感じました。
令和4年1月18日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その364)
全国交通安全運動に合わせた取組みの一つとして、熊本市東区土木センターが、本校正門から北に位置する東町団地・第二高校・本校との交差点に常設式の交差点ハンプが設置されます。昨年、本校正門前に設置されたものと同様のものです。
この交差点ハンプを設置することにより、自動車の走行速度の低減を図るとともに歩道と横断歩道の段差を減少させ、横断歩道の通行がスムーズになります。
自動車やバイクでで走行される保護者・職員の皆様、交差点での減速をくれぐれもよろしくお願いいたします。
令和4年1月17日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その363)
本校の学校運営協議会の委員でいらっしゃる小野康二様から、図書を2冊贈呈していただきました。そのうちの一冊「図書館のアクセシビリティ」からは、障害者から見た図書館のアクセスや利用のしやすさ等について学ぶことができますし、熊本県聴覚障害者情報提供センターのこれまでの取組、そしてこれからの取組などについて小野様が執筆されています。
また、もう一冊の「日本の図書館の歩み」の中にも聴覚障害者情報提供施設が担っている役割等について小野様が執筆なさっています。
本校図書館の蔵書として大切に保存させていただきます。
令和4年1月14日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その362)
昨年末に工事が完了していた管理棟トイレですが、3学期から使えるようになりました。工事前までは管理棟トイレは1,2階だけに設置されていましたが、今回の営繕工事で3階部分にもトイレが設置され、動線的にもかなり使い勝手が良くなっています。
トイレの中の空間は広くなり、もちろん便器も新調されました。ある先生が「トイレに行くのが楽しくなりました~」と言われるほど、居心地の良い場所に様変わりしています。
令和4年1月13日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その361)
1月11日(火)、3学期の始業式を行いました。
2学期の終業式は久しぶりに全学部合同で行うことができ、喜んでいたところでしたが、新年に入ってからの新型コロナウイルス感染症第6波到来により、3学期始業式は幼・小・中高と3回に分けての開催となりました。
小中高生に向けては、「BIG BOSS」(新庄剛志新監督)の話題と動画を少し紹介し、私からのメッセージを伝えました。
また、今月から幼稚部には新しいお友達が増え、幼稚部在籍者数は21人、学校全体では88人となりました。
あっという間に過ぎてしまう3学期ですので、一日一日を大切に過ごしていきたいものです。
令和4年1月12日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その360)
昨年末、職員駐車場の水たまり解消のために、砂利入れ作業を急遽行いました。
作業のための呼びかけに、寄宿舎からも応援の先生が駆けつけてくださるなど、一声かけると気持ちよくサッと集まってくださる先生方の機動力と協力体制には感謝しかありません。
トラック3台分の砂利入れ作業も、短時間でスムーズに終えることができました。
次に控えているのは、体育館裏の畑跡と温室跡地の整備です。
令和4年1月11日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子