全国の舞台へ ~ 全国高校総体(インターハイ)、全国高校総合文化祭

 7月13日(火)に熊本県は梅雨明けし、一気に入道雲が湧き、強烈な日差しが降り注ぎ始めた気がします。盛夏到来。この夏、2年ぶりに全国高校総体(インターハイ)が北信越地域で、全国高校総合文化祭が和歌山県で開催されます。この高校生のスポーツ及び文化の祭典に、西高からは柔道(女子)、なぎなた(女子)、陸上競技、ウェイトリフティング、競技かるた、美術の6つの部活動、合わせて22人の生徒の皆さんが出場します。創立以来「文武両道」の実践を掲げる西高の面目躍如たるものがあります。

 西高の同窓会「西峰会」主催の全国大会出場激励会が7月14(火)放課後に本校で行われました。藤井会長が「皆さんの活躍は同窓生の誇りです」と挨拶され、6つの部の代表に激励金を渡され、励ましの言葉を贈られました。

 女子柔道部主将の大野さんは、「日本一を目指して日々練習してきたので、その目標に向かって頑張ります」と言いました。

 なぎなた部主将の内田さんは「私たちも日本一が目標です」と言いました。

 陸上部主将の荒野君(400mハードル)は「出場する4人でベストを尽くします」と言いました。

 ウェイトリフティング部から1人出場する内田君(102㎏級)は、「表彰台を目指します」と言いました。

 熊本県チームの一員に選ばれた競技かるた部部長の児藤さんは「県代表として頑張ります」と言いました。

 作品が県代表として出品される美術部の久保さんは「高いレベルの作品に接し、他県の生徒と交流してきます」と言いました。

 決意を述べる生徒の皆さんの表情は意志的で、高い目標を見据えているようでした。「自分たちはやればできる」という、ゆるぎない自己肯定感が拠り所になっているに見え、頼もしく思いました。

 この1年半あまり、未曾有のコロナパンデミックによって私たちの生活は大きな影響を受けました。部活動も様々な制約を受け、思うような活動ができなかったと思います。目標を見失いかけたこともあったでしょう。それでも、自己管理に努め、たゆまぬ努力を続けてきたことが全国大会出場につながったと思います。逆境の中でも、生活の軸がぶれず、自らの本分を貫いた姿勢を心から称えたいと思います。

 いよいよ全国の舞台が待っています。大きな舞台は若者をさらに大きく成長させます。全国大会に出場する皆さんが、全国各地から参加する志ある高校生と競い合い、交流し、ひとまわりふたまわり大きく成長して、笑顔で帰ってきてくれることを期待しています。