校長ブログ

23/10/27(31)人吉・球磨の秋

 球磨中央高校への異動が決まった時、人吉・球磨での勤務経験がある職員に「霧がすごいですよ」と言われました。人吉・球磨の霧の深さについては聞いたことがありましたが、こんなに周りが見えなくなるとは思いもしませんでした。 朝5時に新聞をとりに玄関を開けたら、オリオン座をはじめきれいな星々が、今にも墜ちてきそうなくらい美しく輝いています。しかし5時30分くらいには周りが白くなりはじめ、出勤するころにはあたり一面が霧に包まれています。車を運転していると、かろうじて前方を行く車のテールランプや対向車のライトでその存在が分かりますが、人や動物が急に出てきたら、対応できるのだろうかと不安でいっぱいになります。

 そういえば、自宅近くの田んぼで鹿の群れを発見しました。何頭もいると怖いものです。球磨中央百貨店の代休の日、秋晴れのもと、秋を探しに歩いてみました。あちらこちらでキンモクセイの花が咲き、素敵な香りをただよわせています。イチョウの葉も美しく色づいています。国道の一武交差点、コンビニエンスストアの対面にはコスモスが、道々にはシオンやイヌホオヅキなどのかわいらしい花が咲いています。モンシロチョウのペアも楽しそうに飛び回っていました。

 人吉・球磨の自然に、あるときは驚かされ、あるときは心をいやされながら、毎日を送っています。